保育士さんの職場の実態
先日、認可保育所で働く保育士さんの、職場と労働環境の実態について、話を伺う機会がありました。正規職員の方ですが、1日にまともに60分間の休憩を取れる状況にないほどの忙しさで、子どもたちを昼寝させている間は、会議や打ち合わせにおわれ、子どもたちを帰宅させた後に、書類の整理や実務作業を行うのが状態化。朝7時に出勤し、午後7時から8時以降に帰宅するのが日常化しているとのことでした。私は9月議会において、早急に保育所の待機児童の解消を求め、認可保育所の増設を要望してはいましたが、子どもたちをあつかう保育士さんの状態についても、調査する必要があると思い、この方に話を伺いました。事前に、岩波新書「保育崩壊」(小林美希著)を読み、「これほど保育士さんの労働状態が、ブラック企業化しているのか!」と驚嘆しましたが、現実の話を伺い、さらに驚きました。これでは、親御さんたちが、わが子を安心して保育所に預ける気にはならないと思いました。今後、さらに調査する必要があります。政治の原点は、「住民の暮らしと生活、働く人の職場の実態と矛盾のなかにこそある」と思います。12月議会へむけて、頑張ります。