府中市がラグビーワールドカップのキャンプ地に選定される
【毎日新聞多摩版の報道から】
今朝(21日)の毎日新聞多摩版に、来年9月開幕のラグビーワールドカップの公認キャンプ地として、都内から府中市、武蔵野市、町田市が選定されたとの記事が掲載されています。記事によれば全国で90の自治体が応募して、59の自治体が選定されたとのこと。この記事のなかで「府中市は、地元にサントリー、東芝のトップリーグ所蔵の2チームがあり、『ラグビーのまち』としてPRしている。同市に滞在するのはイングランド、フランスで、高野市長は『両チームともラグビーの伝統国・強豪国。最高の環境を提供したい』」とコメントされています。
【結城りょうの視点・・官だけの負担になってしまうことに懸念】
共産党議員団はラグビーワールドカップのキャンプ地誘致問題では、私は3月3日付ブログで「ラグビーワールドカップキャンプ地誘致狂騒曲(府中萬歩記)」でも掲載、このブログ記事でミニコミ誌「府中萬歩記」(ふちゅうよろずあるき)の47号の投稿記事を紹介しました。記事の執筆者が、府中市のラグビーワールドカップキャンプ地誘致の過熱ぶりを諌める投稿を紹介、理由として①そもそもキャンプ地誘致は高野市長の発想(選挙公約)、②突然、「ラグビーのまち府中」を表明、③官民共同といいながら、府中市だけが過大な負担、④とくに朝日サッカー場改修に6億円をかける」とし、「すべては高野市長の思いいれで進めた」としています。また「官民、つまり東芝やサントリーを巻き込んでの、盛り上がるのは許せるが、6億円を市が負担するのは度が過ぎる」としています。さらに今後3億円かけて改修を予定している、朝日サッカー場は3年前の多摩国体の際に4億円近い費用をかけて改修したばかりでだ」として、市民感覚すると外れており、「市長に苦言を呈する者はいないのか」と懸念を示しています。
もちろん、私も府中市の名声が世界や全国に轟くことは、市民、議員の一人として大変嬉しく思うのはもちろんです。一方で「府中萬歩記」の投稿にある視点も、冷静にもちあわせる必要があると思っています。私も議員の一人として、ワールドカップ開催結果の検証についても冷静に分析したいと思っています。 結城りょう