狛江市のセクハラ疑惑、公文書の真偽、市が調査へ
【朝日新聞の報道から】
今朝(5日)の朝日新聞多摩版に、狛江市の高橋市長のセクハラ疑惑問題の続報記事が掲載されています。記事によれば「市が疑惑の根拠とされる市の内部資料の一部について、調査に乗り出すことがわかった。市長は、資料は公文書で、虚偽の記載があれば作成者にペナルティーを科す可能性もあると述べており、市は真偽を確かめる必要があると判断した。市は近く、資料を作成した職員に聞取り調査をする」とあり、一連のセクハラ疑惑行為について、事実関係を確認するとのこと。また高橋市長はこれまで、「調査は原則行わない考えを示していた」とあります。
【結城りょうの視点・・内部調査の結果如何にかかわらず、市長の信用は市民から失墜】
調査については厳正厳格、公正公平な調査を是非期待したいものですが、市長の立場としては、「内部資料の調査をしたのち、高橋市長のセクハラ疑惑は疑惑の範囲内であり、事実ではなかった」ということを立証したいがための、内部調査結果が報告されるとなると事態は急変する可能性があります。すると今度は市長側は、事実が立証されていない段階で、この問題を議会で取り上げた共産党議員団に対して、「逆襲」してくるのではないかと心配されるところです。
ではもし仮に高橋市長側がそうした主張、行動をするのなら、「だったらなぜ市長給与を2割も削減するのですか」「何かやましいことがあったから、給与減額という措置をしたのではないですか」と反論したいものです。高橋市長が本当に真っ白な正々堂々とすればいいわけです。当然、共産党市議団も相当綿密な事前調査を経て、セクハラ行為の確信をもって本会議場で「勝負」にでたと思われます。
結果どうなろうとも、私は今回の一連のセクハラ疑惑は、今後の内部調査の結果如何にかかわらず、市長の信用事態が市民から失墜したことは間違いないと思われます。共産党狛江市議団の奮闘の勇気ある行動に敬意を表し、同時に他にも連帯する他会派の議員のみなさんの良識ある行動に期待したいものです。