31 1月

武蔵野市の市有地に官民連携施設の複合施設「クオラ」が来月オープン(毎日新聞多摩版)

【民間業者に月額47万で貸して、市が市政センターの賃料として40万を民間業者に支払う】

今朝(31日)の毎日新聞多摩版に、「JR武蔵境駅北口にある武蔵野市の市有地(面積600平方メートル)に、官民連携事業で整備した複合施設「クオラ」がオープンする」と報道されています。この施設には「市役所武蔵境市政センターがい年するほか、フィットネススクールなども開設される」とあります。記事では「クオラは、市が街のにぎわいや創出や魅力向上を図るため、市が30年間土地を貸出し、公募で選ばれた民間事業者が設計、建設、運営を行う施設」「同センターには、市政センター、民間業者によるフィットネスクラブ、放課後学童クラブを開設する」また「1階にはニューヨークスタイルのカフェバーが2月13日に、5月には小児科内科クリニック、薬局が開業。駐輪場や業務用駐車スペースがある」。

また同事業は武蔵野市が栄伸建設㈱に月額47万円で30年間貸し付けるが、一方で市は市政センターの入居料として同社に月額40万円を支払う契約となっているとのこと。市民からは「実質7万円で貸すのか」と批判の声もあがっているとのことです。

【府中グリーンプラザの跡地活用においても官民連携事業を推進】

この武蔵野市による市有地の官民連携事業は、今年3月末で閉館が決まっている、府中市のグリーンプラザの今後の市方針と重なる点が多いです。府中市も同プラザを市の費用で解体した後、官民連携で同跡地(市有地)の活用を図るという方針を掲げています。同プラザは府中駅南口再開発ビルの5階、6階に完成した市民活動センター「プラッツ」の開設により、必要なくなった施設として閉館をされます。府中市は再開発ビルの5~6階の保留床を60億円かけて購入したこともあり、このグリーンプラザの跡地活用では、今後数十年かけても60億円(解体費用を含めるとさらに増額)を取り返したいという思いが、市の担当課にはあるのではないかと、私は推察します。よって、武蔵野市の「クオラ」のように、市が市政センターとして借りて、民間業者に賃料を支払うようなことにはならないでしょう。府中グリーンプラザの跡地活用の具体化については、いろんな「噂」もありますが、その原点は「市民の求めるもの、市民のニーズ」をくみ取った跡地活用の具体化でなくてはなりません。今後、市から総務委員会などにも報告があるかと思いますが、入り次第情報を、このブログでもお知らせします。

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