10 1月

「府中健康友の会」が85歳以上の会員を訪問・・高齢者の生活実態はどうなっているか

【85歳以上の会員宅を訪問、高齢者の生活実態が赤裸々に報告】

 

今日(10日)は午後1時から府中診療所の患者さんや元職員の方々などで組織されている、「府中健康友の会」(以下、友の会)の役員会に出席しました。私も友の会の役員を務めている関係で月1回の役員会には必ず出席するようにしています。今日の会議で大変興味を引いたのが、友の会の役員や会員さんたちが85歳以上の友の会の会員さんの自宅を訪問し、その活動についての意見交換でした。

 

会議の資料によれば、①85歳以上の対象会員は384名(男性が127名、女性が257名、死亡判明14名)、②訪問期間は17年9月~12月、③面会者は「本人」とが191人(50%)、「ご家族」とが105人(27%、「その他」が22人6%)、「留守」が66宅(17%) ③生活環境は「独居」が99人(33%)、「ご夫婦」が65人(22%)、「子どもと同居」が117人(39%)、「施設入所」が19人(17%)④健康状態は「元気」が181人(66%)、「病気」が94人(6%)と報告されています。

 

【府中市内における「孤独死」のリアルが現実にある実態】

 

この集計は友の会の会員さんを市内6つのブロックにわけ、ブロックごとにお宅を訪問し、調査したものです。また会えたお宅とは、それぞれに対話もしておりメモも記録されています。そのなかには「認知症で家族の方の介護の大変さを訴えられた」「老老介護で一方が病弱で世話をしている、先がどうなるのか」「94歳で一人暮らし、2年前に長男の嫁が、昨年には息子さんを亡くし、落ち込んでいる」「夫婦二人暮らしだが、一人は病気や入院で療養しており、これから先がどうなるのか」などなど、高齢者の生活実態が赤裸々に報告されています。

 

今、「孤独死」が社会問題になっている今日、この友の会の方々の訪問データーは大きな価値あるものだと思います。それぞれに会えたお宅からは、生活の現状や要望などを聞き取っているのが大変参考になります。とくに一人暮らしの方が99人(33%)いて、こうした方々は今後、「孤独死」の可能性のある方々だと思います。

 

【この調査結果を行政側に認識し、高齢者の施策充実を求めたい】

 

私はこのような民間任意団体(府中健康友の会)の努力による調査記録をぜひ行政側も活用し、高齢者が安心して府中で暮らしていけるための施策として活用してほしいと思います。私は一度、友の会の役員の方々とも協議して、行政にもこのデーターを分析していただき、一般質問などでぜひ取り上げる価値があるものだと思っています。そして友の会の現地調査結果を行政側とも共有し、府中市内で暮らす高齢者の実態把握と施策の充実を求めたいと考えています。

 

※今朝(10日)は京王線東府中駅であいさつ、午前中ニュース配布、午後は府中健康友の会役員会出席、原稿作成作業など

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