「地方店、追加閉鎖も・・投資回収の可能性で判断、三越伊勢丹HD(時事通信)
【販売不振の支店、地方店の閉鎖に言及・・三越伊勢丹HD社長】
昨日(2日)の時事通信のインターネットニュースにて、三越伊勢丹HDのニュースが配信されています。それによると「三越伊勢丹ホールディングスの杉江俊彦社長はインタビューに応じ、人口減少などを背景に販売不振が続く支店・地方店について『(その地域に店がなくなることも)十分あり得る』と述べ、さらなる店舗閉鎖も辞さない考えを示した。また、東京・新宿に出店を予定していた訪日外国人向けの空港型免税店は『中止したい』と、計画を撤回する方針を明らかにした。三越伊勢丹HDは全国に22の支店・地方店があるが、赤字の店も少なくない。3月には伊勢丹松戸店(千葉県松戸市)の閉鎖が決まっている。杉江社長は店舗閉鎖の基準について『店舗への投資を回収できるかが重要。現在赤字か黒字かではなく、10年先を見据えて判断する』と述べた」。
【伊勢丹府中店はどうなるか・・】
このニュースを見てまず思うのは、伊勢丹府中店の動向です。昨年も伊勢丹店舗の縮小報道がありましたが、府中店の名を掲載したマスコミもありました。府中の場合、府中駅南口再開発事業が昨年7月に完了したばかりなので、その矢先に伊勢丹の報道は大変ショッキングなニュースです。伊勢丹府中店は1997年に第一次府中駅南口再開発事業の柱として完成して以来、府中駅周辺のシンボリックな象徴でもあります。府中市は企業城下町の側面もります。東芝の動向とあわせて、この伊勢丹経営の行方が大いに気がかりな1年となりそうです。引き続き、その動向に注意をはらいたいと思います。