「就労事業所で障害者大量解雇・・廃業急増、補助金頼みの業者も」(東京新聞1面)
今朝(23日)は京王線東府中駅北口であいさつ、終日質問準備、生活相談など。さて今朝の東京新聞1面と2面には、障害者の方が働きながら、技術や知識を身に着ける就労事業所で経営悪化を理由に大量解雇、廃業が急増し、厚労省が実態調査委に乗り出すとの記事があります。記事では「就労事業所をめぐっては受け入れる障害者の人数に応じて補助金を受け入れるため、事業の収益を確保できなくても参入できる構造がある。国はこうした状況を是正するため、4月に補助金の支給要件を厳しくしており、大量解雇に影響を与えた可能性がある」とし、この7月から8月末にかけていくつかの自治体で障害者を雇用する事業所が大量解雇、廃業するとのことです。
記事では「問題となっているのは、就労継続支援A型事業所で、障害者と雇用契約を結び、都道府県ごとに定める最低賃金以上を支払った上で、軽作業などの職業訓練をする」とあり、このA型の事業所が困難になっているとのこと。「2015年度には廃業したのが141事業所で前年から倍増、公金頼みの事業所が少なくないとみられるため、厚労省は今年4月の省令改正で給付金から障害者の賃金を支払うことを禁じた」とあります。こうした事態をうけ「厚生労働省は各自治体を通じ、経営改善が必要な事業所の実態調査を進めるとともに、障害者が解雇された場合は、別の事業所へ引き継ぎを徹底するよう通知をだした」とあります。
府中市内にも就労継続支援A型事業所があるとのことです。この記事をうけて事業所の経営実態はどうなのか、現場の声を聞き調査したいと思います。