東芝、8月1日から東証2部へ降格
今朝の大手新聞各社では、経営悪化にある東芝の株式が今日、8月1日から東証2部へ降格することが確定した記事を掲載しています。毎日新聞では、「経営再建中の東芝の株式上場先が1日、東京証券取引所の1部から2部に降格した。米原発事業の巨額損失で3月末に負債が資産を上回る債務超過に陥ったためだ。2017年3月期決算に関する監査法人との協議が難航するなど難題が山積しており、上場維持には不透明感が漂っている」と報じています。
また今後は上場廃止の可能性についてもふれ、「東芝は1949年に1部に上場。2部への指定は初めてだ。東証は東芝が提出した財務書類に基づき、3月末時点で債務超過だったと判断した。18年3月末までに債務超過を解消できなければ、上場廃止になる。ただ、解消のメドは立っていない。東芝は8月10日までに17年3月期の有価証券報告書(有報)の提出を目指しているが、監査法人のPwCあらたとの協議は難航している。有報には監査法人の意見を付ける必要があり、あらたが最も厳しい『不適正意見』を付ける可能性も浮上。東証は東芝を上場廃止にすべきかどうか審査しており、結果次第で審査に重大な影響を与える可能性がある」と報じています。
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