府中市 子ども中高生の居場所、市立保育所、民設民営学童クラブなどの複合施設を、教育センター跡地に集約化へ
府中市議会議員(改革中道、無所属)の ゆうきりょう です。
★現在の教育センター跡地に子どもへの行政サービスを集約した官民連携の施設を開設へ
子どもの居場所のなかでも最近、ニーズが多いのが中高生の居場所ですが、府中市は中高生の居場所について、府中市は現在ある教育センターの施設(府中町2丁目)を移設し(移設先は清水が丘)、その跡地に官民連携の公共施設、そのなかに中高生の居場所をはじめ、市立三本木保育所の移転設置、民設民営の学童クラブの設置を予定しています。
★現状の教育センターは大規模改修が必要な時期であることを踏まえ、他へ移転、複合化を進めることに
同方針によると、「教育センターの建物は、耐震診断により『耐震性能あり』との結果が出ていますが、継続して利用するためには大規模な改修が必要な時期を迎えていること等を踏まえ、教育センターの機能を他の施設へ移転及び複合化を進めることとし、機能移転後の跡施設及び跡地について、その活用方法を検討してきた」とあります。
★市民、民間事業者、行政の三者の需要を満たす施設として、複雑・多様化する子育てニーズに応えた施設に
そこで「市立教育センター跡地活用方針」では、「教育センターの跡施設及び跡地について、市を取り巻く環境や行政需要、世論調査に基づく市民需要、民間事業者から聴取した意見や提案に基づく民間需要等を踏まえ、その活用方法に係る基本的な方針を示すことを目的」として、「多様化、増加する保育・子育て支援ニーズや、市立保育所の施設の老朽化など、保育行政を取り巻く諸課題に対応する」とあります。
①三本木保育所(緑町)は築50年が経過しようとしており、施設の老朽化が著しく、建て替えが急務である。
②保育所の建て替えに当たり、工事期間中も切れ目なく保育サービスを継続する必要があることから、移転・新設の手法による整備が効果的・効率的である。
③市立保育所の重点集約化における第3エリアの基幹保育所として位置付けていることから、地域子育て支援センターの整備が必要である。
④近年の保育所を取り巻く環境の変化に伴って、年々増加する医療的ケアが必要な児童及び心身に障害や発達の遅れがある児童など、配慮が必要な児童への支援の拡充等、多様な保育ニーズへの対応が必要である。
⑤第一学童クラブ及び第二学童クラブの単純定員を超過している状態を解消し、育成の質の向上を図る必要がある。
⑥公設学童クラブで提供されるサービスに加えて、公設学童クラブにはないオプションサービスや、学童クラブに親和性のある民間サービスの導入により、保護者・児童の利便性やサービスの向上につなげる(民設民営学童クラブの設置)
⑦現在、市内にある子ども・若者の居場所は限られており、設備や環境等を中高生のライフスタイルに合わせ、利用目的を決めることなく無料で利用できる居場所が必要となっている。
こうした官民の需要にこたえる施設を目的としています。
★現在の教育センター跡地活用については、定期借地権方針を採用
なお「市において将来的な土地活用の可能性やまちづくりに対するコントロール性を確保する必要があるため、教育センター跡地は引き続き市が所有しつつ、定期借地権方式を採用する(市が民間事業者に貸す)」としています。
~子どもの居場所については、私も一般質問をしましたが、複数の議員さんも質疑要望され、また国もこども家庭庁の方針で、重点化している施策でもあります。私はこれまでも国立市の矢川プラスなどを見学し、こうした施設の必要性について要望してきましたが、今回府中市においても実現することとなりました。なお今後の予定としては、①令和7年5月・・募集要項等の公表、②令和7年9月・・提案書提出の締切り、③令和7年10月・11月・・事業者の選定・公表、④令和8年3月・・契約の締結の予定です。
また詳細についてはこのブログでもお知らせしていきます。(府中市議 ゆうきりょう)
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(府中市)不登校児童生徒の居場所をどうするべきか・・矢川プラス(国立市)のような、多世代が集える公共施設を設置してほしい(保護者の声)