府中市 不登校児童生徒・・「保護者の5人に1人がやむなく離職(フリースクール調査)」(東京新聞から)
府中市議会議員(無党派無所属)の ゆうきりょう です。
先日の東京新聞に「子どもが不登校になった保護者の5人に1人が、世話などのために仕事を辞めざるを得なかった」とのアンケート結果を、都内のフリースクールが発表したとの記事があります。
★不登校が家族の生活に深刻な影響
記事によると、調査したのはオンラインフリースクール「SOZOWフリースクール小中等部」(品川区)で、「不登校が家族の生活に深刻な影響を与えている。情報提供体制の整備が必要」(同団体の代表)と話しています。
記事では「調査は同スクールに在籍する不登校の小学4年から中学3年の保護者484人に実施、187人からの回答で、「仕事を辞めざるえなかった」が35人で18%を占めたそうです。また「子どもが不登校になった際、学校からの情報提供があったか」の質問に、「約5割が『なかった』と回答」。「情報提供があった保護者にその内容を聞くと、教育支援センターなどの公的機関の支援内容が38%、不登校の相談窓口が23%だった」とあります。
★学校は、保護者に対して日常的に不登校について情報提供を
「一方で保護者が必要と思った情報で多いのは、相談窓口が63%、フリースクールなどの民間支援の内容が53%、学校以外での支援を受けた場合の出席扱いが49%」とだったとあります。記事のなかで調査に協力したジャーナリストの石井しこうさんは「必要とする情報について、保護者と学校とに認識のギャップがある。不登校の情報を提供すると『見放した』という印象をあたえる、と学校が考えるからではないか。学校は日常的に不登校について情報提供してほしい」と話す」とあります。
★不登校のお子さんをもつ保護者を、孤立させない環境を
私も不登校児童のお子さんをもつ保護者の方からの相談をいただきますが、「保護者どうしの情報交換」「学校からの情報と連絡」を希望されるお声を、いただきます。今回の新聞記事にある調査結果は、そうした保護者の方がたのリアルなお声だと思います。不登校のお子さんも、また保護者の方も孤独、孤立に陥ってしまうことがなにより、懸念されます。こうした環境を少しでも改善させるために今後、こうした課題についても、ぜひ市議会で質疑要望したいと考えています。(府中市議会議員 ゆうきりょう)
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