14 10月

府中市 5歳児健診の実施で、児童の発達障害の早期発見を・・大田区が5歳児健診を実施へ(読売新聞)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

先日の読売新聞多摩版に、大田区が「5歳児健診」を実施して、発達障害の早期発見、支援を行うとの記事があります。記事によると、すでに試行的に区内の保育園でスタートしているそうで、26年度にはすべての未就学児を対象に実施する考えとのことです。記事では「現在実施している就学時健診より精神面の発達に力点を置き、時間をかけて検査することで、発達障害の早期発見と支援につなげる」とあります。

★5歳児健診は自治体の判断で実施、5歳児健診で発達障害の早期発見による、不登校数が減少した研究結果も

この記事にもありますが、「法律が自治体に義務づける小学校入学前の健診は、1歳6ヶ月と3歳児、年長の秋から冬ごろにかけて就学時健診の3つ」が義務づけられていますが、5歳児健診は自治体の判断に任されているそうです。

一方で記事では「5歳児健診で学童期の不登校発生数が減少したとの研究結果がある」とされ、発達障害の早期発見につながる期待が大きいとされているそうです。そこで大田区ではすでにモデル事業として実施し、「モデル事業では、子どもの精神面に関するアンケートを保護者らに実施、子どもの様子を集団のなかで観察したり、保育士から聞き取ったりするなど、発達に特化した健診を行う」としています。

★太田区では専門医との連携により、発達相談会につなぐ仕組み

また発達障害の健診がでた子どもは、「区が保健所に設置した発達の専門医で構成される『発達相談会』につないで支援する」とあります。また記事では「大田区が5歳児健診を検討する背景には政府の姿勢もある」とし、「政府は5歳児健診を広めるため、今年1月から申請してきた市区町村に対して、集団健診1人あたり3千円を補助を始めた」そうです。一方で記事では、「医師不足の自治体もあり、事例を増やしたい」(子ども家庭庁)とあります。

記事のなかで、佐久間医療センター小児科の坂本昌彦医長は「将来的いは法律で定めて自治体の義務とすべきだ」「就学時健診でもある程度のフォローはできるが、大人数で一斉に行う集団健診なので、発達の状況を見抜くには限界がある」とし、「5歳児健診は個別健診や少人数の集団健診になるので、その子の発達の特性をみつけやすい」と指摘されています。

私も以前、府中市内で児童の発達障害を専門としている医療期間、「すみれクリニック」の院長先生にお話を伺ったことがありますが、発達障害の早期発見についても識見を述べられていました。私あてにも発達障害のお子さんを持つ保護者の方からの相談が複数寄せられますが、発達障害を抱えた状態で学校に進学し、その障害が重くなることへの不安の声を、伺っています。この大田区の制度について、私も一度話を伺い、ぜひ府中市においても「すみれクリニック」などとの連携により、5歳児健診が実現できないものかどうか、ぜひ提案、要望をしたいと考えています。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

※府中市議会議員  ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp

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