府中市 中学生の放課後の居場所の確保を・・国立市立第三中学校で創意的な居場所確保の取り組み
府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。
先日の読売新聞多摩版に、国立市内の中学校で、定期試験前に図書室をカフェとして運営して、生徒たちに勉強できる場を提供し、新たな居場所にしてもらう取り組みを紹介しています。記事では「カフェを企画、運営しているのは生徒たちで、『学校生活を楽しめる入口のような場所になれば』」としています。
★アンケートから「集中して勉強できる場がない」とのニーズが多数あり、生徒会を中心に企画、運営を実施
記事では、こうした取り組みをしているのは、国立第三中学校で生徒による企画で運営されているそうです。「学校の図書室に新設されたカウンターで、エプロン姿の生徒たちが注文撮りや飲み物の用意にいそしむ」「生徒たちは室内で友達と談笑に興じたり、勉強している」。
この企画は「図書室『マイハル』は同校の生徒会が運営、生徒会のメンバーと学校活動を支援するボランティア『地域学校協働活動推進員』たちが注文取りや飲み物の用意などにあたる」そうです。
記事によると今年6月の期末試験前にカフェをオープン、訪れた中学1年生の生徒は「学校の図書室で飲み物をもらえて、友達と教えあうことができる。集中して勉強できるし、最高です」と話しています。今回の取り組みについては、生徒会主導で行っているそうで、生徒へのアンケート結果などを踏まえ企画され、「勉強に集中できない」という回答が多かったことや、「保護者が学校側に『家が狭く、子どもが落ち着いて勉強する場がない』などの意見が寄せられた」そうです。
運営については、飲み物費用の購入は学校側が負担したが、「飲み物を外に持ち出さないことや、会話の声の大きさは『ふつう』にすることなど、利用方法やルールは生徒会で決めた」とあります。同校の山口校長先生は「ぜひ今後も継続し、部活をしていない生徒や学校に来づらい生徒たちが、学校生活になじむための一助になってほしい」としています。
~これまで不登校児童生徒の居場所については、世論の関心もあり議会でも取り上げてきましたが、中学生の放課後の居場所というものに、これだけのニーズがあるものとは思いませんでした。記事によると国立第三中学校はこれまでも、生徒の自主性を尊重する学校風土があるとのことで、こうした生徒たちによる主体的な取り組みは、将来社会生活を営むにあたっても、大変有意義なものがある思います。ぜひ府中市内の中学校においても、こうしたケースがでてほしいものです。(府中市議会議員 ゆうきりょう)
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