23 7月

府中市 学校プール 各地の学校プール廃止、プール授業の民間委託が広がる動き(産経新聞)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★葛飾区が市内小学校のプールを学校外施設を活用、授業も民間指導員を活用

先日の産経新聞に、学校施設の老朽化や教師の負担を考慮して、自前のプールを所有している学校が年々、減少していることを伝えています。記事では「学校外にあるフィットネスクラブなどの民間施設で、専門員の指導員に授業を委ねる学校が増加」とあります。

記事のなかでは、都内の葛飾区が令和4年ごろから区立小の学校水泳授業を取りやめ、区内49の小学校のうち半数を上回る26校が校外で授業を実施、また残り23校も順次、校外授業へ進めるとしています。その理由として葛飾区では梅雨時は雨のためにプール授業が中止になりやすいことを指摘、「教員はプール授業を補填する調整作業などに追われ、過重労働にもつながっている」とあります。

★学校施設老朽化で莫大費用がかかる

学校施設の老朽化の問題があり、葛飾区でも「各学校のプール建設から60年以上がたち、プールを改築か新設する場合は、費用が約2億円必要」とされ、「今後も水泳授業の外部委託などは進むとみられるが、『学校外の施設で行うため、移動時の児童の安全確保が必要になった』と新たな負担を指摘、『持続可能でより充実した水泳教育が求められる』」としています。

最近では周辺の学校と共同でプール使用することや、市営の屋内プールの共同利用、また授業の講師を民間委託するケースも増えているそうで、目黒区では区内の小学校の水泳授業について、区内のフィットネスクラブに委託するとしています。

★府中市では学校施設老朽化対策とあわせて、地域住民への開放、活用を検討

府中市においても学校プールの活用については、様々検討が進められていますが、市の公共施設マネジメントにおいて、「市が進める公共施設マネジメントの取組の一つとして、これらの課題について検討を進めていくに当たり、学校施設を地域住民のよりどころとなる施設であると捉え、教育機能の確保を前提としつつ、新たな市民サービスの場として活用していくことや、学校プールと機能が重複する地域プールについて、現状を踏まえた適正な施設規模への見直しを図るため、学校施設の更なる活用と地域プールの見直しに係る基本方針を策定しました」(府中市HPより)。

府中市では市内にある地域プールを廃止する一方で、学校施設改築計画に基づき、学校が改築される際は、学校プールを地域住民に開放する方針となっています。私はこの記事にもあるように、学校プールについては授業の民間委託化や、屋内にある民間プール施設の活用も検討課題ではないかと思います。市議会でも取り上げられる議員さんもいますが、ぜひこうした課題について今後も提案したいきたいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

※府中市の令和7年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

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