「東芝 現役社員とOB 愛と憎しみの証言」(週刊AERA4月17日号)府中事業所の社員、OBの声も紹介
今朝(13日)は府中駅北口デッキであいさつ、午前中は葬儀告別式に出席、午後は訪問活動、夕方に駅頭宣伝など予定。
さて今週10日発売の週刊AERA(朝日新聞社発行)では、現在経営危機に陥っている東芝の特集が見開き19ページだてで特集しています。現役社員とOB社員の証言を中心に、なぜ東芝が今日、ここまで経営危機に陥ったのかについて分析する内容です。そのなかには東芝府中事業所に在職中、またはOB社員の方々の声も掲載されています。たとえば府中事業所の現役インフラ系社員(男性、60代)の方は、西田厚聰氏が社長就任直後に府中事業所を訪れた際のエピソードを証言、「彼が歩く当日のルートの説明があり、そこに赤じゅうたんを敷きました。その上にさらにビニールを敷き、従業員は避けて歩くように言われました」とコメントしています。ほかにも府中事業所で勤務されていた松野哲二さん(先日、私のブログでも紹介した方)のコメントをはじめ、同社の全国の事業所で働く現役、OB社員の方々の声を紹介しています。
私が一言で感想を言うと、東芝という会社自体の経営規模が膨らむ過程において、経営幹部が官僚化してしまい、顧客のニーズや社会の要望に応えるよりも、経営幹部の意向ばかりをうかがう、硬直した体質になってしまったことが、今日の東芝の経営危機を招く原因になったのではないかと思わせる内容です。それは先日、紹介した松野哲二さんの証言にあるとおりです。「組織は生き物」と言いますが、ぜひこの特集興味深い内容です。ご一読をお勧めいたします。