府中市小学生 児童の重いランドセル問題・・布製の軽いカバンの活用も求めたい
府中市議会議員(保守系無所属)の ゆうきりょう です。
以前から、小学生のお子さんをもつ、複数の保護者のから寄せられる声のなかに、「子どものランドセルの中身を軽くすることはできないか」というものがあります。また、タブレット端末の持ち帰りについて、ご意見が寄せられています。議会でもこの問題を取り上げる議員さんもいますが、今朝の東京新聞朝刊でも、「軽量の布製かばんを配布する自治体もある」とのことで、「学用品メーカーのフットワーク(墨田区)は、『ランドセル以外の選択肢が広がっている』と話しています」。
★90%以上の児童が「ランドセルが重い」と回答
この記事によると同社(フットワーク)は、全国の小学1年から3年と保護者1200組にネットで調査を行い、「通学時にランドセルが『常に重いと感じている』と回答した子は24%」「頻繁に、たまにを合わせると91.4%の児童が重いと感じているとの回答をしたとあります。また「身体への負担がより少ないリュックなどがあれば変えたいと思うか」との質問に、保護者の64%以上が「そう思う」と回答したそうです。この記事のなかで大正大学の白土教授は「忘れ物をしないために全教科の教科書を詰め込んでいるこどももいる。保護者が一緒に時間割を見て、必要な科目のみを入れることも提唱した」としています。
★ランドセルでなくてもリュックでも良い
①府中市への要望「小学校のカバンの荷物が重すぎるので、ナップザックを使用可能にしてください」。
⇒府中市の回答「ランドセルの使用は校則などで定められているものではなく、ランドセルが壊れてしまった児童が、買い直す際にリュックにかえている事例もあります。リュックなどにかえる場合は、転倒時の安全配慮のために両手を空けられるようにするなどの留意点もあるため、保護者の方には学校に相談するよう、ご案内をしています。また学校には必要に応じて教科書などを学校に置いていくなど、荷物が過重にならないよう、できる限り調整を行うよう指示しています」。
★市としてはタブレット端末の持ち帰りを推進~
②府中市への要望「タブレット端末の持ち帰りの指示について、持ち帰りの頻度を減らすか、必要な時だけ持参するなどの工夫はできないでしょうか」
⇒府中市の回答「市内すべての小中学校でタブレット端末の使用を日常化し、授業や家庭学習で積極的に活用していくために持ち帰りを推進しています。携行品の量の調整ができない、大雨などの天候により故障の危険性があるなど、タブレット端末の持ち帰りが難しい場合、各学校で持ち帰りの判断をするよう周知していきます」
★ロッカーのあり方は検討します
③府中市への要望「タブレット端末の持ち帰りの指示について、置き勉を積極的に認め、将来的には小学校内に個人用ロッカーや共有ロッカーを完備するなど、予算措置などの対策を講じていほしい」
⇒府中市の回答「学校に置いて行ける物は置いておくなど、携行品の調整は繰り返し各学校に周知徹底します。タブレット端末の持ち帰りが難しく、学校に置いておく際には、各学級に設置されている充電保管庫に格納しています。ロッカーのあり方については時期をとらえて検討します」
~あまりに重いランドセルは、児童の身体の発達においても有害ではないでしょうか。今後もぜひ府中市の学校においても、軽量のランドセルの活用を推進するよう、求めたいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)
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