(府中市こどもの居場所)すべての不登校児童、子どもたちが日中に一人でも、誰でも集える場の確保を・・国立市の矢川プラスから学ぶ
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
私は今年度第1回定例会の一般質問で、こどもの居場所対策、なかでも不登校児童生徒の居場所確保の施策について質疑をする予定です。先に行われた市長選挙においても高野市長は具体的な政策の1つに「学校サポートルームの充実と不登校特例校の設置で誰もが地域で学ぶ体制を構築する」とあり、不登校児童生徒に対する関心の高さを感じるものです。
国おいても昨年末、こども家庭庁の審議会で議論された指針について、12月の閣議がなされ、①児童虐待の相談対応件数や不登校、②自殺者数の増加など、子どもを取り巻く環境は厳しさを増している、として「子どもが生きていく上で居場所があることが不可欠」と伝えています。こうした不登校児童生徒が増えている背景を踏まえ、「学校などの物理的な場所だけではなく、遊びや体験活動、SNSやオンラインゲームなどの空間も居場所に含まれる」として、不登校の原因をかかえる複数のニーズや特性をもつ子どもや若者が、切れ目なく居場所を持てることが重要としています。
★具体例として、学校、児童館、公民館などの活用を推進
また具体策の例として、①学校や児童館、公民館などを柔軟に活用すること、
②子どもや若者が利用しやすくすることが必要だとして、③行政や民間団体が連携して取り組むよう求めています。
2つめには幼児期の子どもの育ちを切れ目なく支援するための初めての指針も策定され、①生活環境などにかかわらずすべての子どもの育ちをひとしく保障し、②保護者や養育者も社会全体できめ細かに支援していくことなどが盛り込まれています。政府はこうした指針を今後、国や自治体が進める施策に反映させていく方針と伝えています。
★国立市の矢川プラスの施設運営から学ぶ・・あらゆる世代が集える複合的公共施設
先日、私は国立市の矢川にある「くにたち未来共創拠点」矢川プラスの施設を見に行ってきました。矢川プラスのパンフによると「まちの『元気』と『未来』をつくる場所」とあり「あらゆる世代が利用できる機能を備えた、さまざまな活動、交流の拠点となる複合公共施設です」「施設運営の合言葉は『つどう』『つながる』『つくりだす』」というスローガンのもと、①とおり土間・みんなのホール(カフェテーブルとイス、ソファーのある共有スペース、多目的ルーム、スタジオ、児童館)、②スタディコーナー、③こどもラボ(市の幼児教育センター)、④ここすきひろば(授乳室など0歳の赤ちゃんから幼児まで親子で遊べるひろば)、⑤こども縁側 ⑥みんなの広場(公園)があり、すべての子どもが日中に集うことができる施設であると、感心しました。
府中市内の地域文化センターには児童館がありますが、どうも運営に対する高評価を聞くことができません。そこで例えばですが、こうした施設を府中市内にも開設できないものかと思いました。この矢川プラスは立川市のフリースクールの経営者が、その運営に携わっているとのことですが、市の行政だけではなく民間の知恵と力を共にいかしあいながら、すべての子どもたちが誰ひとり、取り残されない、そうした行政サービスを求めたいと考えています。(府中市議 ゆうきりょう)
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