14 1月

(府中市長選挙)小中学校の不登校問題をどうする・・「先生との関係」が最多(NPO団体の調査から)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。先日の朝日新聞に不登校児童生徒のきっかけでは、「先生との関係」が最も多かったという調査結果の記事がありました。記事によると調査をしたのはNPO法人「多様な学びプロジェクト」で、全国の不登校当事者、経験者、保護者らを対象にインターネット上で実施、約2800人から回答を得たとのことです。

★昔は「いじめ」が原因が多数、今は「先生との関係」が最多

記事では「学校に行きづらいと思い始めたきっかけを当事者に尋ねたところ、『先生との関係』が36%で最多、『勉強はわかるけど授業が合わない』28%、「学校システムの問題』28%」「かって不登校だった30~50代への質問では、いじめなどの『友達との関係』が最多」とあります。

また保護者への質問では「不登校にともないフリースクールなどを利用した結果、99,5%が『支出が増えた』と回答」「休職や転職など働き方を調整した人も7割以上にのぼり、『世帯年収が減った』と答えた人も4割近くいた」としています。

★先生との関係悪化の背景に、教員の業務多忙化があるのではないか

記事のなかでは学校教諭の方の声として「教師になったから一度も45分の休憩をとったことがない。残業や持ち帰り仕事もある」とし、余裕のない学校現場の実態を訴えています。保護者の方は「経済的負担を公的に支援してくれれば、国や自治チアが応援してくれていると感じられる」と行政による積極的支援を求めたとあります。ちなみに文科省発表による22年度の不登校児童生徒数は29万9千人を超え、過去最多だそうです。

★府中市長選挙でも不登校問題を積極的に語ってほしい

府中市においても不登校児童生徒数は500人を超えるとのことで、ある小学校の1校分を超える数になります。コロナ禍においてその数がさらに増えたようです。私もこの間、保護者の方からの要望などうけて、複数回、議会でも不登校問題、とくに不登校児童生徒の学校や日常生活における居場所の問題などを取り上げてきました。また学校教員の多忙化の課題も取り上げたこともありますが、現状、解決には至っていません。

今回のマスコミ報道をうけて、ぜひこの問題について3月の予算委員会でも取り上げたると同時に、多様な学びの場の確保、またコミュニケーション能力を育む場の確保など、今後も積極的に取り上げていく考えです。また府中市長選挙(1月28日投開票)においてもぜひ、不登校問題について候補者による積極的な政策提起を期待したいものです。

(府中市議 ゆうきりょう)

※ゆうきりょうのブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情などご意見、ご要望などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp

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