どうなる三越伊勢丹、社長退場の舞台裏(朝日新聞)
今朝(11日)の朝日新聞8面、経済面に「三越伊勢丹 社長退場の舞台裏」との見出しで記事が掲載されています。伊勢丹府中店をかかえる府中市民にとっては、非常に気になるニュースです。紙面によると「社内の混乱を理由にした役員の刷新」、「婦人服が主役の百貨店業界で、紳士服に光をあてたメンズ館で成功させて頭角を現した大西洋(前社長)」と評された一方で、「取引先から現場に理解がある社長と評された」「反対意見の人は飛ばされる。恐くて意見できない」、社内では批判的な声が多く「外面がいいだけ」「近くにイエスマンしか置かない」など、そのワンマンぶりが社内から批判されていたと紙面にはあります。また昨年11月の中間決算記者会見において「(大西氏は)赤字の店舗について今後、閉店も含めた検討をすると説明し、4店舗の具体名を挙げた。寝耳に水だった現場は混乱し、社員のリストラを警戒する労働組合を中心に不満が噴出。社内の合意を得る前になぜマスコミに言うのかと不信感が一気に高まった」とあります。
なお大西洋前社長は会長職にとどまることなく、会社を去る見通しとのこと。この社長交代劇が、今後の伊勢丹府中店にどう影響されるか、注目されます。