(府中市)多摩地区東部に直下型地震が発生した際の被害想定は・・府中市における住民への支援体制構築を
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
昨日の石川県能登半島地震で犠牲にあわれた方々への心からのお悔やみと、被害をうけた方々へ、心からお見舞い申し上げます。新しい1年のスタートの日において、こうした震災に見舞われたことに、言葉がありません。今後は政府主導のもと国民全体で協力、支援を急ぎ、震災にあわれた方々が1日も早い生業が再開されることを願うものです。
さて、私のブログでも以前紹介しましたが、東京都防災会議地震部会が府中市をはじめとする、多摩地区東部に直下型地震が発生した際の被害想定として、冬の夕方で死者45名、負傷者989名、帰宅困難者37289人と推測されていることを掲載しました(令和22年)。ここで以下、再掲載させていただきます。
★立川断層地帯が対象、多摩地域で死者数1217名を推測
都の防災会議の調査によると、多摩地区30市町村の死者数は1217名を想定、帰宅困難者は47万人とのことです。これは冬の夕方、風速毎秒8メートルという条件を前提としています。記事によると立川断層地帯が対象で、「今後30年間で70%の発生確率がある地震の1つ、多摩東部直下型地震は、多摩地区の約2割の範囲で、震度6強以上になると予想」「30年以内の発生確率が0.5~2%と想定される立川断層地震の想定では、死者が1417人、負傷者は1万8438人」としています。ちなみに府中市については、死者45名、負傷者989名、帰宅困難者数は37289人と推測されています。
直下型地震の強さにもよりますが、震災関連死など含めると、実際はさらに増えるのではないかと思われます。多摩地域はそれでも住宅密集度が、都内23区と比較するとそれほどではありませんが、それでも風速しだいではどうなるかわかりません。また避難所の確保が最優先課題です。私も災害、水害時における避難所確保の課題について、3月議会予算委員会でも取り上げ、被害推定についても研究していきたいと思います。
★災害時における府中市民を守るための支援体制構築について
私は議員2期目の以前、一人会派「市民の風」として令和3年度の予算要望書を市長あてに提出した際、災害時における府中市への支援体制について要望しましたので、市の回答とあわせて以下、掲載します。
①水害時、災害時において住民生活を守るために航空自衛隊府中基地とも具体的な協力、連携のあり方を模索し、可能なかぎり協力してできることを検討してください。
●市の回答⇒災害時発生時は自衛隊に協力を要請し、救出救助任務などを担っていただくこととなります。現在、府中市総合防災訓練にご協力いただいておりますが、災害発生時前の平常時からどのような連携ができるか検討してまいります。
②災害時における緊急対応や復旧活動において、ボランティア確保の施策について検討してください。
●市の回答⇒社会福祉協議会との間で、災害時のボランティアセンターの速やかな立ち上げや物資の確保について協議を進めております。市としてどのような連携をしていけるのか、今後も検討してまいります。
③多摩川沿いの防災無線の音量について、質と量をともに性能を引き上げるよう検討してください。
●市の回答⇒現在、防災行政無線のデジタル化を実施しており、デジタル化とあわせてスピーカーの改善や特定地域の音量をあげるシステムなどの構築を実施してまいります。
④東京競馬場やボートレース多摩川との間で、緊急避難先として同競馬場、競輪場を開放するよう協議検討してください。
●市の回答⇒東京競馬場については、地震災害時の広域避難場所として協定を締結しています。水害時においては、浸水想定区域内の垂直避難については孤立するリスクが高いことから、浸水想定区域内の施設を水害時に開放する予定はありません。
★府中市が災害ボランティアセンター設置運営訓練を実施します
府中市社会福祉協議会発行の「ふちゅうの福祉」(1月1日号)によると、府中市内で大規模な災害が起きたことを想定して、災害ボランティアセンター設置運営訓練を行うとのことです。社会福祉協議会職員の訓練にボランティア役として参加されて、ボランティアの動きを経験してみましょう。
日時 2月4日(日)14時30分~16時
場所 ふれあい会館(府中町1-30)
対象 中学生以上の市民(市内在学、在勤者含む)
申しこみ、問い合わせ 府中ボランティアセンター 電話042-364-0088
※ゆうきりょうのブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情などお気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp
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