03 3月

府中市の新市庁舎建設の問題点を質す・・共産党議員団の主張

今朝(3日)はJR北府中駅であいさつ、午前中は市議会・新市庁舎建設特別委員会に出席、午後は打ちあわせ、15時から宣伝など。

さて平成35年度中に新市庁舎の完成をめざしている府中市ですが、共産党は赤野議員が本会議の一般質問(2月22日)と、本日の特別委員会でも市の姿勢を質しました。赤野議員は、市が主催した市民への「基本設計概要説明会」でも意見が出された「膨れる建設事業費」問題に焦点をあてました。なかでも新市庁舎の2棟の建物の特徴である「おもや」(主に現在の西・東・北庁舎の機能を有する)と「はなれ」(主に現在の第二庁舎の機能を有する)の2棟構造の見直しを要望。さらに27.9億円の事業費増額の内訳について市当局に質したところ、市は原因別に5点(①来庁者の駐車場を地下に整備したことによる床面積増で12.2億円、②近隣住民や来庁者に配慮した工事期間中の騒音対策で12.2億円、③基礎形式を杭基礎に変更して10.1億円、④建設資材及び労務単価の上昇10億円、⑤既存庁舎のアスベスト除去と処分で3.3億円)を説明しました。

今日の特別委員会における赤野議員との質疑のなかで注目されたのは、市担当課が「新市庁舎建設における事業費コストの問題は、一番の焦点ではない」と答弁したことです。言い換えれば、建設費にかかるコスト増(高)の問題よりも、新市庁舎による機能構造の優位性を強調したことです。なかでも、JR府中本町駅と京王線府中駅を行き交う人々の流れ(道路)を促進するデザイン構造上の優位性を強調。さらに「おもや」と「はなれ」の2棟による建物構造の機能性が利用者にとっても優位なこと。また隣接する大国魂神社との景観上の関係とあわせて、府中市の昔のたたずまい(宿場町)を彷彿させるデザイン上の優位性を最優先課題としていることです。ですから共産党議員団や赤野議員が「問題」として質している「膨れ上がる事業建設費」の「問題」点について、市との議論が「かみ合わない」のはここに原因があると、私は思いました。

他にも赤野議員は一般質問で、①について床面積増がなぜ事業費増につながるのかと質しましたが、市は「すでに実施した執務環境調査の結果を踏まえ、延べ面積を積算したら、来庁者の駐車所分が増えているので、その分を増額させたと答弁。③については、基礎工事形式の理由と杭の本数を質したところ、地盤調査をしたところ固い支持層が浅いので、さらに深い場所の支持層に杭を打つ必要が生じたとして、杭の本数は105本(1本1000万円?)を計上するとのことでした。

結局のところ、市によるアスベスト除去や工事騒音対策など含め、事前の調査が「いい加減」だったとの感がまぬがれないと思う方は、多数いらっしゃると思いますが、どうでしょうか。

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