(府中市)全国で不登校児童生徒数が2割増 最多の29万人 、いじめの認定数も過去最高 4割専門相談せず(朝日新聞)
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
★いじめの認知件数も68万件以上、うち重大事態も900件を超える
今朝の朝日新聞1面に文科省が実施している調査のなかで、22年度の不登校児童生徒数が過去最多の約29万6千人、対前年度比22.1%の大幅増となったと報じています。また記事では「学校内外の専門機関に相談していない児童生徒も過去最多の約11万4千人」を記録、またいじめは小中校約68万件以上が認知されているとあり、「重大事態」も923件もあるそうです。
★こども家庭庁も重大事態対応ガイドラインを作成
記事によると、こども家庭庁は今回の結果を受けて「不登校といじめ対策の『緊急加速化プラン』を策定」し、「プランでは例として、不登校で学びにつながっていない子どもを支援する地域拠点の強化などを前倒しで行い」「いじめの重大事態に至る共通要素を把握し、同省の重大事態対応ガイドラインの改訂で対応強化を図る」としています。
★圧倒的に足りていない不登校児童生徒への支援体制、コロナ禍の影響で家庭の経済不安なども子どものストレスに反映
また不登校の約4割にあたる11万4千人以上は養護教諭や教育支援センターなど学校内外の専門機関に相談していなかったとしています。22年度のいじめの認知件数や不登校児童生徒が増えた分析では、「コロナ禍による家庭の経済不安などが子どもにストレスを与える状況が続き、不登校という形で表れたのではないか。学校以外の居場所が認められてきた影響もあると思うが、現状では不登校の子の数に対して、支援する人手が圧倒的に不足している」「スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーなどの専門家を正規職員として各校に配置し、早期に支援機関につなぐ体制づくりが必要だ」(大阪公立大学、山野則子教授)のコメントがあります。
恐らくこの傾向は府中市内の小中学校にも同様の傾向があると思われます。私も不登校のお子さんをもつ保護者の方からのご要望のなかで多いのが、不登校児童生徒の居場所のあり方と対策です。またスクールソーシャルワーカーなどもニーズに応じて配置されていないことも伺っています。この朝日の記事が府中の学校現場でどのように具体的な矛盾としてあられているのか、ぜひ調査して質疑をしたいと思います。
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