(府中市)大胆な市役所体質の改革・・「忖度(そんたく)やめました」「お役所仕事はウンザリ」 沼津市が大胆な市役所改革に着手
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
先日の朝日新聞インターネットニュースで、「市制100周年を迎えた静岡県沼津市で、中堅・若手職員によるプロジェクトチーム(PT)が発足、大胆な市役所の改革案を提案」と報じています。記事では「成果主義の導入や目標値の設定など従来の『役人』にはない発想で、職員の危機感が伝わってくる内容」とあります。
★「忖度やめました」「お役所仕事はもうウンザリ」・・刺激的なキヤッチコピーがならぶ
同ニュース記事のなかに「忖度(そんたく)やめました」「お役所仕事はもうウンザリ」「市役所を洗濯する」「時代の流れ、乗りこなせ」「前例踏襲、なにそれ?」――と改革案のキャッチコピーには刺激的な言葉が並んでいます。「一人ひとりが自分ごととして受け止めるには、トップダウンではなくボトムアップで実現するのが望ましい。そうした意識が職員の間に広がっていた」。
★民間企業との人事交流を活発化、人事評価結果で成果主義の拡大
ニュースによると、このPTが5月に発足し、①職員意識②人事評価③職員採用④広報⑤ICT(情報通信技術)の5分野について現状を分析、「めざすべき姿とその実現のためにやるべきこと」を具体的に検討、「職員意識では、市民ニーズに対応できるよう多様な視点と価値観を醸成するため、民間企業との人事交流を活発化する庁外長期留学を提案した」「人事評価については、職員のモチベーションアップにつながるように人事評価結果を処遇に反映する成果主義の拡大を打ち出した」としています。
★民間企業との人材争奪戦を意識、全国の自治体でDX推進1位をめざす
民間企業との人材争奪戦についても、年2回の採用試験実施や、内定辞退者の再受験は最終面接のみにする優遇措置、辞退を減らすための手厚いサポート体制など、人材確保の方策が提案されているそうです。広報分野は動画投稿アプリのTikTok(ティックトック)チームを結成、また力を入れたのがICT活用で、書類のペーパーレス化や、オンラインで完結するスマート窓口を推進して「来庁しなくてもよい市役所」をめざし、5年後には全国自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)推進度ランキングで1位になる目標を掲げる」とあります。
沼津市の頼重市長は「市制100周年のいまこそ改革のチャンス。行政が死ぬと一番犠牲になるのは市民だ」と述べ今後、提案内容を精査して予算措置などを本格的に検討していくとのあります。
★府中市役所でもこんな大胆な改革をできないものか
これは大変興味深く、ぜひ成功してほしい試みです。私も府中市役所については、大胆な職員の意識改革が必要なのではないかと、常々思っています。私の見る限りですが、府中市役所の職場も、「前例踏襲主義」「年功序列」など、従来からの役所体質が根強く残り、活力がない様子(のように見えます)。また毎年途中で辞めていく方もいるとのこと。
役所の人事評価はどこも「減点主義」で何かにチャレンジして失敗し,評価を落とすなら、何もしないほうが失敗もないので評価に響かないという傾向になりがちです。それでは組織のマンネリ化、活力のない組織になります。ぜひ府中市役所も沼津市役所のような大胆な改革ができないものでしょうか。またこの話題については、今度ブログでも取り上げたいと思います。
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