(府中市)府中市の水は安全か、PFASの被害は・・米軍横田基地が消火剤の漏出は認める(横田基地で2010~12年に3階事故、東京新聞)
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
今朝(7月6日)の東京新聞一面トップに「米軍 消火剤の漏出認める 2010~12年に3回事故」との見出しで記事があります。
★PFASを含む泡消火剤の漏出は認めたが、基地外への流失したとは認識していない(米軍横田基地)
記事では発がん性の疑いがあるPFASが高濃度で検出された問題で、在日米軍が横田基地で2010年から12年にかけ3回にわたりPFASを含む泡消火剤の漏出事故が起きていたことを、防衛省に伝えていたことがわかったと報じています。これは防衛省が都の問い合わせに答える形で判明したとそうです。
記事では「(米軍から防衛省へのメールのなかで)10年から12年まで3件の泡消火剤の漏出があったが、基地外へ流出したとは認識していない」と、米軍は基地外への漏出を否定、3件の漏出時期と場所は、10年1月に格納庫、12年10月にドラム缶、11月に保管容器とあり、「漏出亮は明らかにしていない」とあります。
★都は国の責任で実態調査と分析を求める
「都は周辺自治体とともに7月5日、防衛省に漏出場所や漏出量などの詳細な情報提供をすること、国の責任で地下水への影響などについて調査分析することを求めた」とあります。
つまりこの間、「噂されてきた米軍横田基地からPFASが流出していたのではないかということを、米軍が認めたことを意味します。このことは、英国人ジャーナリストも18年、米国政府への情報公開請求で得た文章を基に、漏出事故を報道」していました。(東京新聞)
また京都大学の原田准教授は記事のなかで「漏出事故が起きたのであれば、PFASは土壌を通じて周辺地域に広がったと考えられる」「この後は日本側が基地内への立ち入り調査、情報公開などを米軍に強く求めるべき」と指摘されています。
★府中市も速やかに都や国に要請を行い、周辺自治体と連携すべき
記事では「いまさら何だ」という住民の声もあり、多摩地域でこの問題を調べてきた市民団体からは「PFAS問題に注目が集まり無視できなくなったのだろう」「それにしても遅い」と批判されています。また記事によると同基地の周辺5市1町と都でつくる連絡協議会は国への要請文で「速やかに情報提供がなされなかったことは遺憾」と批判しています。ぜひ府中市も速やかに都や国に要請を行い、周辺自治体と連携すべきと考えます。
★日米同盟を支持する立場だからこそ、政府は米軍に毅然たる態度で臨むべき
この府中市内の浄水場からも基準値を超える高濃度のPFASが検出され、取水停止になっていることからして、重大な問題です。私はこの米軍横田基地からPFASが流出していたことをもって、日米安保体制を批判するものでなく、むしろ日米同盟を重視する立場です。だからこそ信頼ある日米同盟を構築するためにも、わが国政府が主権独立国として、毅然とした態度で米軍に対して、PFAS流出問題の真相解明を求めるべきだと考えます。この問題でぜひ緊急要望をしたいと思います。
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