府中市の保育園でも空き部屋の積極活用で一時預かり保育、子ども食堂、学童クラブとの提携など保護者のニーズの実施を求めたい
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
★全国で約4割が定員に満たない保育施設となっている
先日の読売新聞に全国の保育施設について読売新聞社が自治体調査をした記事が掲載されています。この記事によると、全国的には地方を中心に定員を満たさない保育施設が約4割あり、今後は施設の有効活用や子育てと家庭のニーズにあった支援策が必要と分析しています。
★自治体格差がある待機児童問題、希望する保育園に入所できない実態
この記事では、約8割の自治体で待機児童が解消、国の目標より早い到達とのことです。一方で「依然として希望通りに利用できない実態もある」とし、横浜市の保護者によると「第16希望まで書いて、唯一見学できなかった園に決まった」というケースも紹介されています。また記事によると横浜市では「保育園に入所できなかった児童の7割は1歳と2歳で約3割は6園以上申し込みをしているが、入れない」というものだそうです。そこで横浜市では「比較的余裕のある0歳児の定員を減らして1歳児の定員を増やす事業者に助成金をだすなど、保護者のニーズにあわせた整備をする」としています。
★府中市でも「状況変化により利用者のニーズに応じた保育施設の整備をする」と回答
府中市も1~2歳児が希望する保育園に入所できない事態を取り上げる議員さんもいて、私もこの点について市長あての予算要望に記載しました。
市の回答は⇒ 保育所整備計画も完了し、今後新たな保育所開設の予定はないとしながらも「今後の状況変化により、保育提供量に不足が生じた場合には、利用者のニーズに応じて、子ども・子育て審議会に諮りながら、小規模保育事業所を含め、保育施設の整備の必要性について検討します」としています。
★府中市でも「異次元の少子化対策」としての保育政策を
この読売の記事にありますが、岸田総理は異次元の少子化対策方針のなかで「誰でも時間単位で利用できる新たな通園制度の創設を盛り込む」としています。また記事によると全国では「日常的な医療支援を必要とする医療的ケア児の受け入れを検討している自治体が19ある」とし、福岡市では子ども食堂を保育園で開く計画や、千葉市では共働き家庭の小学生を預かる学童保育を保育園で実施することも検討しているとあります。
ぜひ府中市においても、待機児童は全体としては解消されてはいるものの、政府の方針を受けとめ、空きがある保育所の室を利用して、一時預かりをはじめとする小規模保育の拡充をはじめ、他市の先進的な事例をぜひ研究して、「異次元の少子化保育支援対策」を求めるものです。
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