府中市内にある「けやき並木 北交差点の歩行者用青信号の時間延長に関する」陳情について・・賛成少数で不採択となりました
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
昨日(3月1日)の府中市議会建設環境委員会に提出された陳情、「けやき並木 北交差点の歩行者用青信号の時間延長に関する」陳情について、私は賛成させていただきましたが、残念ながら賛成少数で否決されました。
※陳情の文章の一部抜粋~ 「1点目に、青信号のサイクルは、南北を走る国分寺街道を通行する車 両(30秒間)、東西を走るさくら通りを通行する車両(27秒間)、国分寺 街道及びさくら通りを横断する歩行者(21秒間)となっており、歩行者 が2方向を渡る際は、一度渡った後、車両信号の南北及び東西の2回の 車両青信号を待たなければなりません。この場合、歩行者の心情とし て、1回で2方向に渡りたくなるのは、当然のことです。同交差点は地域の小・中学校の通学路にもなっており、小学生や一般住民が走って渡っており、自転車と接触の危険が散見されています」。
「2点目に、歩行者の中には、高齢者・ベビーカー利用者その他様々な 事情で横断に時間のかかる方々もおり、1回の青信号で一つの横断歩道 のみを渡るにしても、時間が短縮されたことに、困惑と危険を感じると の意見を多く聞きます。 地域の自治会や小・中学校からも同交差点の安全を十分に配慮願いた いとの賛同があり、以前警視庁に要望した結果、車両青信号の時間は短縮されたが、歩行者用青信号時間は変更されませんでした」(以上、陳情文章からの一部抜粋)
★通学路でもあり、人の命がかかっている重大性を認識
この寿町の都立農業高校付近の交差点の信号機「けやき並木 北交差点」の信号機について、歩行者が渡る青信号の時間を延長してほしいという陳情内容です。この信号機が現状の歩車分離式へ変更された理由については、市の担当者(地域安全課)からは「平成30年に同交差点で死亡事故が発生したことを機に、現在の歩者分離式に改められた」とのことです。
私はこの交差点が国分寺街道に面し、また新甲州街道に抜ける道路で、府中街道からはさくら通りが通っている交差点という重要な地点でもあることを認識しています。また平成30年の死亡事故発生により歩車分離式へ変更された点については理解をするものです。
★重大事故が発生したからでは遅い
一方でこの陳情にあるように、この交差点は通学路ということもあり、交通事故を防ぐことに最大限の注意と対策が必要となる、大変重要な交差点でもあります。数年前も千葉県八街市内における通学路でトラックにより、通学中の児童がはねられ死亡する事故が発生しました。この通学路も以前より近隣住民の方からその危険性が指摘されていたにも関わらず、その対策を行政側が怠っていたことが問題となりました。私はこうした通学路事故の危険性とともに、人の命がかかっていることの重大性をかんがみて、この陳情に対し賛成の意思を示したものです。
今後は警察行政の対応策(歩車分離式や四隅に看板の設定)が適切であるかどうか、検証を続けなくてはならないと考えています。
※ゆうきりょうの関連ブログ⇒ 国分寺街道とけやき並木通りの複雑な交差点の信号機の改善を要望したい(市民の声より) – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)
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