府中市でもAIを活用し、交通弱者にやさしい地域交通システムの導入を・・新宿区が実証実験へ
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
★交通弱者に配慮した新交通システムを導入
先日の読売新聞多摩版に新宿区が人口知能(AI)を使った新しい地域交通システム「オンデマンド交通」の導入をめざして、実証実験を行うという記事があります。
記事では「新しいシステムでは、利用者がスマートフォンなどで時間と場所を予約する乗り合いタクシーのような仕組みを想定、予約を基にAIが効率のいいルートを計算して運行する」とあります。また記事によると、「区内にはバスなどの大型車両が進入できない細い道や坂道が多く、高齢者やベビーカー、車イスの利用者が外出を控えるケースがあることが問題になっている」とし、新システムではこうした条件のところでも車両が進入し、交通弱者が移動しやすい環境整備をめざすとしています。
★地元のタクシー業界に理解を求めて導入をめざす
この記事によると、すでにAIを活用した交通システムは渋谷、豊島区でも実証実験が行われているが、地元のバスやタクシー業界が難色を示し、導入に至っていないそうです。そこで「新宿区では新システムに地元の交通業者へ協力をよびかけ、本格導入への理解を求める方針」とのことです。
この新宿区の取り組みは大変重要です。とくに地元のタクシー業界の理解をえて、タクシー業者の利益にもなる取り組みにすることが大切だと思います。現実に高齢者が増え、交通弱者が増えるもとで、行政と民間が協力しあうことは、住民福祉の増進にかなうものです。ぜひ府中市でもこうした施策について、求めたいと思います。
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