府中市の基地跡地留保地(浅間町)の活用計画は、民間の力を引き出す事業を主体に、府中市全体が発展する街づくり計画を
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
2月17日から開会する令和5年度第1回の市議会定例会の一般質問で、私は浅間町の基地跡地留保地の活用について質疑をします。同跡地は平成30年に基地留保地全体の活用計画が具体化されましたが、その後21年9月に同跡地内にある米軍の通信施設が日本政府に返還になったことにより、同計画全体が見直しとなりました。
★留保地活用計画で必要な行政ニーズ、持続可能な社会、都市間競争の視点
この間、市議会においても複数の議員さんが同跡地の活用計画の策定と具体化の方向性について質疑、要望をされていますが、私もこの議会で質疑を予定しています(2月20日)。質疑の視点としては、①府中基地留保地跡地の活用計画に関する市の基本的考えと、同留保地活用について行政のニーズは何か。 ②市は府中基地留保地活用について、「持続可能な社会」の実現との関係で、どのような方針を考えているのか。 ③府中基地留保地跡地の活用計画にあたり、「まち・ひと・しごと地方創生交付金」も活用し、市全体が発展する総合的な街づくりの観点と、都市間競争に勝つための戦略的な計画を策定すべきと考えるが、市の認識は。 ④府中基地留保地のエリアの用途地域について、現状の用途は何か。また今後、用途変更は可能であるのか。
★民間の力を最大限引き出す環境を
こうした視点から質疑を予定しています。都内全体を見渡しても比較的都心にも近い多摩地域に3.2ヘクタールの土地があり、これを開発できるのは府中市にとって最大のチャンスです。私は①近隣自治体との都市間競争、②持続可能な街づくり、③民間を主体に行政がバックアップする官民協働の取り組み計画、こうした視点から質疑を予定しています。
現状、府中市は他の近隣自治体と比較して都市間競争という視点から見ると、劣勢に立たされているというのが私の見方です。また今後、府中市は人口数は横ばい、一方で高齢者が増えることもあり、税収や消費購買力は低下する傾向です。また市内にある歴史ある大企業も現在の経営再編で、この先どうなるか不透明です。こうした点を考えると、この留保地には今後府中市に税収を見込める企業、産業を誘致することが官民のニーズに適うものと考えます。
★高齢者が増える今、医療施設も必要ではないか
また高齢者が今後も増えることもあり、医療施設の開設も望まれるところではないでしょうか。そこで総合的な街づくりをデッサンできる優れた民間企業の力を取り入れて、この留保地活用計画をするべきではないかと、私は考えます。この問題については、市議選の争点になると思われますので、ぜひ深めていきたいと思います。
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