府中市の小中学校でも不登校児に、インターネット上のバーチャル学校の開設と「登校」奨励を・・都がシステムを提供、新宿区が実施へ(令和5年1月12日)
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。今日(1月12日)の産経新聞多摩版に、都の教育委員会が不登校や日本語が不自由な外国人の子どもらの学習とコミュニケーションの場として、インターネット上に学校を模した仮想空間を設置したシステムを開発、新宿区が今月から実施すると伝えています。
★仮想空間の学校に学習フロアと共用フロアがある
記事によると、「仮想空間の学校に、『登校』する仕組みで、例えば不登校の子どもらには『学習フロア』『共用フロア』の2つの仮想空間が用意され」「学習フロアには、机やホワイトボードがおかれた『教室』や、オンライン上にいる人たちがビデオ会議ツールやチヤットを通して対話できる交流スペースなどがある」。
また「共用フロアにはグラウンドや公園を模した設備があり、オンライン上にいる人どうしで交流することができる」とのことです。このシステムは都教委が民間事業者と連携し開発したそうで、「より多くの自治体に導入してもらいた」(担当者)。
★教育センターにも登校できない児童生徒に、積極的な活用をしたい
すでに新宿区が昨年12月から今年の3月末までの事業期間で職員らが試験運用をスタート、1月16日から子どもらにログインしてもらう予定とあります。記事では同区が仮想空間に「招待」するのは、区の教育委員会が所管する「教育センター」に登録されている児童生徒が対象。「センターでは、登録されているものの、心理的は負担や教室への距離が遠いなどの問題で、センターにも通うことができない子どもらのために、『子供たちとつながる手段の1つに、オンラインの活用も考えていた』(センター担当)とのことです。新宿区ではこの4月から本格的に参加予定とのことです。
これは大変興深い取り組みです。私も不登校児童生徒の保護者の方から、オンラインを活用した学校参加を求める要望が多数あります。府中市でも新宿区と同様の不登校児童生徒さんが、多数いるはずです。ぜひ今回の新宿区の取り組みをぜひ府中市でも検討できないものかどうか、2月の市議会一般質問でも取り上げたいと思います。
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