府中市でも「無園児」(幼稚園など未就園の子ども)の調査と検証を
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。先日の東京新聞朝刊に「小学校入学前のゼロ~5歳児が死亡するなどした過去15年間の虐待事案231件のうち、自治体の検証で保育所や幼稚園に通っていなかったとみられる子どもは6割を超え、親子の孤立が背景の1つと指摘されたケースが約2割の43件にのぼることがわかった」と伝えています。
記事によると、来春発足するこども家庭庁はこの課題について取り組むとし、「保育所利用が認められず、育児不安を高じさせ、虐待が深刻化した可能性(滋賀県)、「(どこにも)所属していない乳幼児は行政のサポートが届かないことが多い」(岡山市)、「保育所利用につながっていれば、日々の見守りも期待できた」(静岡市)などの実例が記載されています。
★幼児虐待の背景に、保育園に入園できない家庭が
この記事からは、幼児虐待の背景には貧困など環境のほかに、孤立が避けられていたら、それを防げた可能性もあります。さらに記事では「保育園の入園を希望しても、①働いておらず、入園の条件を満たさない、②保育の費用を払わない、③子どもに障害があり、入園の受け入れを拒否される」などのケースがあるとしています。
保育園に限って言えば、この府中市では待機児童数は解消されつつありますが、しかしながら「無園児」の存在は恐らくあると思われます。政府も孤立対策を高じてはいますが、自治体の現場からこれを発見して、対応することが必要です。行政による連携、なかでもシングルマザーの家庭などは孤立する傾向が強いと思われます。ぜひ府中市でも行政が横の連携を発揮し、対応することを要望したいと思います。
※参考ブログ⇒ 府中市でも国と連携して「無園児」の対策を・・政府が「無園児」の対策を本格化へ – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)
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