府中市の小中学校にも自閉症・情緒障害児童 専門の固定学級創設を・・都内13年間で5倍のクラス数増加へ ②(ゆうきりょう の府中市議会一般質問)
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市議会一般質問(2月22日)で、私は府中市内の小中学校に自閉症・情緒障害児童、生徒の専門の固定学級の新設を求めて質疑をしました。その2回目のブログを続きで掲載します。
★13年間で都内小中学校に5倍増えた情緒障害児の固定学級
都内の小中学校における自閉症・情緒障害の固定学級の数についてですが、近年大きな変化が起きています。文科省のHPによると、東京都内には2007年段階でその数23でしたが、2020年には約5倍の100に増えています。近隣では多摩市、人口14万6千人の市に、知的障害の個別学級とは別に、自閉症情緒障害の固定学級が4校もあります。市内に4校も設置されています。国分寺市、日野市では10年以上前から、国立市、西東京市も開設をしています。それだけ需要があるということです。府中市の人口ならどれだけの需要でしょう…
保護者の方から聞きおよぶところによれば、府中市「きらり」学級の時間数も、今年度から週3時間から2時間に削減されてしまったと、3時間でも足りないくらいなのに、逆行しているのではないかと、大変危惧されておられました。
府中市もこの問題で、特別支援学級を小中学校すべての学校に設置し、「合理的支援員」を配置して、個別対応していることは承知しているし、保護者の方からも伺っています。ただ、やはり通常学級との併用ではなくて、固定学級による指導が、とくに小学校の児童にはどうしても必要だと、専門医の方の知見も伺い、強く要望したいわけです。
★高学年になるにしたがい、2次障害の可能性が情緒障害の児童
私は保護者の方の声を紹介しました。「自閉症・情緒障害児の場合、小学校でも高学年になるにしたがって複雑になります。このままでは、不登校やうつ病、いじめなどの2次障害が増えていく可能性があります。情緒面でも毎日、あわない環境で頑張っている子供がたくさんいます。友達作りが苦手な子どもたちが途中から転校しなくて済むように、市内の小学校に設置してほしいです。他の市同様に、子どもたちの居場所を作ってあげてください。行き場がありません。切実なお願いです」。
府中市教育委員会の情緒障害児童に対する教育理念が問われる課題です。※府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp までお気軽にお寄せください。