府中市の中心市街地活性をどうするか・・富良野市の取り組みから学ぶ
今朝(18日)はJR北府中駅前であいさつ、さて共産党府中市議団では、14~15日にかけて、北海道の旭川市と富良野市を視察しました。今回の視察のテーマは、「中心市街地活性化とまちづくり会社」についてです。府中市では20年をかけ、府中駅前の再開発事業を推進。1996年に伊勢丹とフォーリスを、2005年に「くるる」、さらに来年7月スタート予定の第1地区の完成で終了します。しかしながら現在の状況は、先日、伊勢丹府中店が2年以内に縮小・閉鎖の発表があるなど、再開発事業が成功しているとは言えない状況。そこで府中市は「中心市街地活性化計画」(中活)を策定し、特定目的会社として『まちづくり会社』を設立する計画です。こうしたなか、共産党市議団では、他自治体の市街地活性化の取り組みを学びに行きました。
旭川市の場合は、丸井旭川店が撤退、イオン進出の一方で、西武が撤退とするという複雑な状況で、まだ中活が成功しているという状況には至ってない様子。一方、富良野市は地元の商工会所属の複数の経営者がリーダーシップを握り、民間と市民が主導でまちづくり会社を運営し、イベント型事業としてマルシェ(店頭即売販売)の成功などで、活気を取り戻しています。その証拠に、北海道内で地価をあげている3つの自治体のうちの、富良野市はその1つになっています。成功のカギは、行政が民間と市民の取り組みをバックアップすることに徹していること。街の活性化事業を成功させるカギは、地元の地権者、経営者、市民が主体的に「本気」になって、中活を成功させる気概があることを実感しました。2020年のオリパラにむけ、「府中らしい中心市街地」の賑わいをどう発揮させるのか、私も大いに研究し、議会でも取り上げたいと感じています。