府中市立小中学校の新型コロナ感染に対する授業への対応、感染者情報公開のあり方・・他の自治体と比べて何が遅れているのか
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。新型コロナウイルス、オミクロン株による感染急拡大で、来週中都内で1日に2万数千名の感染者数がでると予測する専門家の方もいます。こうしたなか児童生徒さんをもつ親御さんからは多数、不安の声が届いていることは、この間のブログでもお伝えしました。
★府中市でも小中学校の学級・学級閉鎖の状況について一定程度の情報公開を
「学級閉鎖が増えてるのにママ友からの情報でしか感染の状況がわからない。 他の市区町村が学校の感染状況を公開しているのになぜ府中市はやらないの? 情報が入らない人は、何も分からないままでいろと?子どもがどんな状況下にいるかわからないままでいろと?」(市内の親御さんの声)
府中市教育委員会のホームページにもありますが、学級(学年)閉鎖時においては、児童生徒さんに対してタブレット端末を活用したオンライン授業を実施する方針としています。問題なのは、こうした状況について、府中市の教育委員会から市民向けに情報が公開されていない点です。
たとえば近隣では調布市の教育委員会では、ホームページにおいて学級・学年閉鎖をした学校とクラス名まで公開しています。また江戸川区では感染者がでた学校名と児童生徒数を公表、小金井市や豊島区では学校名は公表しませんが、毎日感染した児童生徒数を公表しています。こうした他の自治体と比較しても、府中市の児童生徒のコロナ感染状況や学級学年閉鎖の情報公開は、大変遅れているといえます。
★ 足立区では保護者の判断で「登校」か「自宅学習(オンライン授業)」を選択できる
児童生徒に対する授業の対応という点で先進的なのは足立区の教育委員会で、1月24日から区内の小中学校全校で、保護者による判断で「登校」か「自宅学習」を選択可能にしています。そのうえで自宅学習では、自宅からタブレットによるリモート参加で出席扱いとし、給食の提供を行ったうえで、午前中のみ授業、部活動は原則中止、学童保育室は小学1、2年生を優先するという施策を打ち出しています。このような足立区の対応があれば、親御さんは家庭の状況におうじてお子さんを学校に登校させるか、自宅でリモート学習をするのか適切に判断できるのではないでしょうか。
私も2月21日から始まる府中市議会では、こうした他の先進自治体を研究し、感染防止の観点からさらなる積極的なオンライン授業の進展と、保護者の方々が安心してお子さんに、学びの保障ができるよう、具体的な質疑と提案をしたいと考えています。
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