府中市が来年度から保育料を値上げへ・・市の豊かな財政力を活かせば値上げせずにできる
今朝は西武線多磨駅であいさつ、午前中は生活相談、夕方に宣伝を予定。さて共産党府中市議団ニュースを発行しました。9月定例議会の報告ですが、1面は府中市が来年度から予定している、保育園の保育料値上げのニュースを掲載しています。
今回の改定内容は、現在の階層区分17を30階層として、①国の徴収基準額の5割から5.5割へ、②0歳児保育料を1歳、2歳児より2割増しに、③非課税世帯も有料化(ひとり親を除く)など、きわめて厳しい内容となっています。共産党議員団は服部議員が一般質問で取り上げ、「子育て支援というなら、収入が少ないうえ、子育てに費用がかかる若い世帯に負担を強いるはやめるべき」と主張。市の説明では、値上げにともなう影響額として、1億2千万、1人平均月額2万円が2万2千円に、0歳児は平均月額2万5千円から3万1千円になります。値上げ幅は平均で月額2千円、0歳児では6千円にのぼり、多摩地域ではトップとならぶ保育料になります。
府中市は値上げの理由として応益負担をあげ、「0歳児には多くの保育士の配置が必要」「施設利用に対する受益者負担」「7年間で千人の定員増で10億円かかった。今回の値上げ分は定員増のため、未来の子どもたちの財源にあてる」と答弁。
これに対し共産党議員団は、「今回の値上げは、保育利用者に待機児解消の費用を負担させるもの」「市が子ども・子育て審議会に提出した資料をみても、市の財政力は他市を上回る状況」と主張しました。格差と貧困が広がる今日、子どもの貧困対策や幼児教育の無償化が課題となるなか、それに逆行する今回の保育料値上げの中止を強くもとめています。