府中市の小中学校のタブレット端末での「いじめ」を防止するために・・町田市のタブレット端末で起きた女子児童のいじめ自殺の教訓に
★町田市の女子児童自殺事件の背景・・タブレット端末のチャットで「のぞき見」可能な状態に
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
新聞報道でも伝えられていますが、先日、町田市の女子児童(小6)がいじめを苦に自殺するという痛ましい事件がありました。その大きな原因の1つに、「タブレット端末のチャットでいじめがエスカレートした可能性」との報道があります。
読売新聞によると「娘を中傷するチャットの内容を、誰もが閲覧できるという異常な状態が続いていた」とご両親が話しているそうです。記事によると、この町田市の小学校は学習用のデジタル端末を配る政府の「GIGAスクール構想」に先進的に取り組んできた学校とああるだけに、複雑な思いがします。
この記事には「チャットは通常、当人同士しか閲覧できないが、女児の学校では当時、端末利用に必要なIDは通し番号などから類推でき、パスワードは全員共通の『123456789』。このため、当事者になりすましてチャットの内容をのぞき見することが可能だった」とのことです。
また記事では「オンライン教育の普及に伴い、文部科学省は『パスワードを他人に知られないように』などと指導してきたが、いわば『先進校』だった同校で、基本的な対策が取られていなかったことになる」と指摘しています。
★府中市も補正予算で学校教育ネットワーク事業費予算を計上
今回の事件は府中市にとっても決して他人事ではありません。府中市も今年からタブレット端末を児童生徒に一人1台ずつ配布し、また9月議会の補正予算では「学校教育ネットワーク事業費」として「GIGAスクール構想」加速化のために9800万円の予算を計上しています。
今回の町田市の痛ましい事件を教育にして、ICT機器が子どもたちを不幸にするようなことのないよう、市教委に対して予算要望をしたいと思います。
※府中市の令和4年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp まで