府中の介護老人保健施設「ふれあいの里」のクラスター発生後、入所者への対応はどうだったのか
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。
私は3月議会の一般質問で、1月に発生した府中市内にある介護老人保健施設「ふれあいの里」のクラスター発生問題を取り上げましたが、市民の方から「施設側は新型コロナの感染者が発生した後、どういう対応をしたのだろうか」という声が寄せられました。この点について、私は質疑のなかで以下のように問題提起し、質問しました。
★保健所に感染者の入院を求めても、受け入れてもらえないケースが各地で続発
質問⇒「新聞報道によると、各地のクラスターが発生した施設では保健所に感染者の入院を求めても、受け入れてもらえないケースが多くあることを伝えています。読売新聞2月5日付報道では『入院できず施設に残る人たちも基礎疾患のある人が多く、急変したら命の危険がある』と報じています。そこで今回のクラスターで陽性反応がでた入所者のなかで、保健所に入院を求めても入院できなかった方に対する対応策はどうだったのかについて伺いたい」。
この質問に対する市の答弁⇒「(新型コロナ感染拡大の)第3波のなかで発生した、今回のクラスター対応におきましては、医療の逼迫から入院が制限されたため、多摩府中保健所の指示のもと、陽性反応が出た入所者のうち、無症状の方や症状が軽い方について、施設内での経過観察となったものと伺っております。またそうした入所者への対応につきましては、施設内において、職員が担ったものと報告を受けております」。
★入院の行き場を失った認知症の入所者の方に、自治体の対応求める声
答弁を受けて私は、今回の「ふれあいの里」クラスターとほぼ、同様なケースが、毎日新聞2月7日付記事で報道されていることを指摘、「昨年7月、熊本県の介護老人保健施設で、入所者と職員の計49人が感染。3人が亡くなり、患者の大半は認知症だった」「保健所では当初、認知症に対応できる地元の病院に患者を入院させようとしたが、全員の受け入れは難しく、30人が行き場を失った」と報じています。記事では「日々の介護にあたる家族や支援者からは、認知症の人が感染した場合の対応方針や支援策を打ち出すよう、自治体などに求める声があがっている」と発言しました。
こうした質疑のやり取りをうけて、今回のクラスターの教訓としていかすべき課題として、私は2月27日付ブログ「『ふれあいの里』のクラスターの原因をさぐる・・認知症入所者の方への対応の教訓(府中市議会一般質問)」と、2月26日付ブログ「府中の介護老人保健施設『ふれあいの里』と『あさひ苑』のコロナ感染防止策、その対応の違いはなにか(府中市議会一般質問)」に掲載したので、ぜひご覧ください。
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