府中市の官製談合事件公判 続報・・ 市幹部が公判で加藤前市議にも情報漏洩していたことを証言(毎日新聞)
府中市議会議員の 結城りょう です。
★行政側と議会側の「もたれあい」「なれ合い」体質が暴露された塚田被告の証言
今朝(10月28日)の毎日新聞多摩版に、府中市官製談合事件の市幹部の初公判の記事が掲載されています。記事のなかで塚田被告は「16年度に入札が4回連続不調になり、『不調をさけたかった』と語り、村木元市議から3度にわたり電話があり、価格を教えたとしている。塚田参事は『安易に教えたことは否めない』と謝罪した」とあります。
また証言のなかで村木元市議に対し「与党議員であり、一般質問で追及を弱めて協力してくれる」、また臼井元市議には「(教えないと)村木議員に教えたのにと文句を言われると思った」との供述調書を検察官が朗読したとのことです。さらに注目されるのは記事のなかで、事件発覚後の6月30日に辞職した加藤雅大前市議を名指ししたとのことです。これに対し記者の取材に加藤前市議は「数字を教えたとは一切言っていないが、業者の見積額を示した際(塚田参事から)『いいんじゃないですか』くらいは言われたかもしれない。ぼくの認識が甘いだけ」と答えているとのことです。
★行政側の議員に対する「卑屈」さを象徴する証言
この塚田被告の証言からわかるように、府中市の行政が議員側に「卑屈」になっている様子が伺えます。ここにある意味、議員側と行政側のもたれあいの体質となる温床があるのではないでしょうか。今回の事件をうけて6月議会で決議があげられ、このなかに「府中市議会としては、行政を監視する機関としての役割を果たすことができなかった今回の事態の重大さを真摯に受け止め、このような不祥事の要因となった市職員と議員との関係性についても厳しく検証しなければならない」とあります。まさにここを改革しなければなりません。
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