府中市官製談合事件、土木業者が贈賄認める・・元市議を収賄罪で起訴
府中市議会議員の 結城りょう です。
今朝(8月27日)の朝日新聞多摩版に「府中市発注の工事情報を漏らすよう、市の幹部に働きかけた見返りとして、村木茂元市議が業者から現金100万円をうけとった」とされる事件の記事の続報が掲載されています。記事では「警視庁の調べに対して、業者が容疑を認めている」とし、「価格の割に負担の少ない工事だった」として、贈収賄が成立する事件と報道しています。
業者とは土木会社の「府中植木」の田中善男容疑者です。記事では「これまでの調べに対し田中容疑者は『入札参加資格のために大きな工事が欲しかった』と供述」「市では毎年、建設業法に基づく『経営事項審査』により経営状況や受注実績などを点数化し、業者を格付け。最上位のAランクは3千万円以上の工事の入札に参加でき、Bは3千万円未満から2千万円、Cは2千万円未満から1千万円、Dは1千万円未満としています。府中植木はAとのことで、市内建設会社の社長は『ランクを落とせば1年間は元に戻れない。大きな工事を請け負えなくなる焦りがあったかもしれない』と話す」と報じています。
府中市の一部議員と行政の「なれ合い癒着」関係を一掃する機会である、今回の官製談合事件ですが、引き続き事件の解明を期待したいと思います。