府中市の保育所待機児童数決まる・・昨年より56人減の296人
今朝(18日)は東府中駅のあいさつでスタートしました。さて現在、社会問題になっている保育所に入れない待機児童数の問題ですが、府中市でも2016年度(平成28年)の待機児童数が確定しました。今年は296人となり前年と比べ56人の減、認可保育所の定員数は4797人(昨年は4550人)とのことです。今年度府中市は3つの認可保育所を開園したこともあり、過去最高の待機児童数を記録した昨年(352人)を減らすことには成功しました(三多摩26市のなかでの位置づけはまだ未定)。ただ府中市の場合、マンション建設ラッシュが今も進んでおり、子育て世代世帯が他市と比べて増加する一方で、認可保育所の増設がそれに追いついていない状況が続いており、待機児童が超過する現象はあと数年、続くと思われます。一方で安倍内閣も、待機児童解消策を打ち出してはいますが、その内容は規制緩和の推進で、小規模保育所の定員を増やすことなどを盛り込んだ対策です。しかしながら、規制緩和だけの施策では、根本的解決にならず、逆に保育の質を落としかねないものになる可能性が大です。日本共産党は待機児童の解消を目指し、今後数年間で30万人分に当たる、およそ3000の認可保育所を全国に新設することを提案。その設置にあたっては、国有地を無償で提供したり、土地の確保のために国が助成する制度を新たに設けることを提案しています。また、保育士の処遇を抜本的に改善するため、先に、他の野党3党と共同で衆議院に提出。保育士らの給与を月額で5万円引き上げるための法案の成立を目指すとともに、最終的には月額で10万円の引き上げを実現する内容です。共産党府中市議団では今後も、認可保育所増設を要求していきます。(写真は4野党で保育士の給与増額などを要求する法案を提出している様子)