府中市 リサイクルプラザ整備事業(令和7年度予算のポイント⑫)・・令和30年度までに296億超をかけ、施設の再整備を実施へ(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。
府中市の令和7年度予算のなかに、リサイクルプラザ(四谷6丁目)の整備・管理運営事業費(リサイクルプラザ改築にともなう実施設計、建設工事および管理運営業務委託)として、今後、令和30年度までの間に、296億8900万円が債務負担行為※として計上されています。あわせて「発注者技術支援委託料、監理委託料」として債務負担行為として、2億2900万円(令和13年度まで)が予算計上されています。
★リサイクルプラザ整備基本計画を策定
これは、府中市の中間処理施設である府中市リサイクルプラザについて、施設の老朽化が進み、施設の維持管理が困難になってきているとともに、選別棟や資源棟などの各機能が分散して配置されており、廃棄物の効率的な処理等に係る課題も生じていました。このことから、市では、府中市リサイクルプラザに搬入される全ての廃棄物処理機能を集約した新たな施設について、事業手法や当該施設の整備及び運営に必要な事項を整理するため、府中市リサイクルプラザ整備基本計画を策定し、今回の整備事業計画の実施になったものです。⇒ 府中市リサイクルプラザ整備計画概要
★廃棄物処理施設の耐用年数の20年以上が経過し、整備する時期
府中市のリサイクルプラザ整備基本計画では、整備事業費について巻頭で以下のように記載しています。
府中市で排出された一般廃棄物のうち、燃やすごみは、 稲城市、狛江市、国立市及び府中市で構成される一部事務組合「多摩川衛生組合」のクリ ーンセンター多摩川で焼却処理し、古紙類・古布類は、民間処理業者で選別・保管され、 製紙工場等で再生処理されています。
一方、燃やさないごみ、粗大ごみ、有害ごみ、危 険ごみ、びん、かん、容器包装プラスチック、ペットボトルは、府中市リサイクルプラ ザ(以下「本施設」といいます。)で中間処理しています。 本施設は、最も古い選別棟の稼働開始から25年以上が経過しています。この間、ご みの減量化と資源リサイクルの推進を図るとともに、施設の点検・整備を行うなど適正 管理に努めてきましたが、廃棄物処理施設の耐用年数が一般的に20年程度とされて いる中で、老朽化が進み、新たな施設整備に向けた具体的な検討が急務となっています。 また、選別棟以外にも管理棟、資源棟、計量棟、保管棟、除害施設などがあり、どの 施設もしゅん工から15年以上が経過するなど、老朽化が進み、維持管理が困難になっ ています。
★現状施設は選別棟や資源棟などの各機能が分散して配置され、非効率も課題
さらに、選別棟や資源棟などの各機能が分散して配置されていることから、 廃棄物の効率的な処理等に係る課題も生じています。 これらのことから、本市では、将来にわたり安定的かつ効率的な廃棄物処理体制を確 保するとともに、廃棄物処理に伴う環境負荷のより一層の低減を図るため、令和2年度 に府中市リサイクルプラザ整備基本構想を策定し、 各施設の基本的な整備方針等を定めました。(以上、市のリサイクルプラザ整備基本構想より抜粋)
~今後、令和30年度までの23年間をかけて、296億8000千万の整備事業費を市が負担返済していくことになる計画です。今後の事業の進捗について、注視していきたいと思います。(府中市議 国民民主党 ゆうきりょう)
※債務負担行為とは(AIによる説明から)・・将来にわたる債務を負担する行為を指し、予算に含まれる項目のひとつ。