府中市 小中学校の学校校則に子ども、保護者に意見表明の場を・・国民民主党が「ブラック校則」対策法案を提出(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。
朝日新聞ネットニュースによると、国民民主党は「小中高校の校則などを定める際、児童・生徒や保護者の意見表明の場を設けるよう学校側に求める学校教育法改正案を参院に提出した」「理不尽な『ブラック校則』を防ぐねらいがある」としています。
★児童、生徒、保護者が意見する機会、教員の研修実施も求める
同ニュースによると改正案は、「小中高校などを対象に、学校が学習や生活に関するルールを決めたり変更したりする際、児童・生徒や保護者が意見する機会を設け、出された意見を考慮するよう努めなければならないと定める」とし、政府には改正案の円滑な実施のため、教職員の研修を充実させるよう求めているものです。
国会で取り上げたのは国民民主党の伊藤孝恵参院議員で、ダンス部でのヒップホップの練習を制限する動きが出ていた中学校の事例を国会で採り上げたとのことです。ニュースによると伊藤議員は記者団に「声を上げて仲間を作って社会を変えていくことは可能だという真の主権者教育がなされるための法律になっている」と述べたとのことです。
★文科省も「生徒指導提要」を改定、校則見直しに保護者、子どもからの意見を聞き、議論する必要性を明示
2022年9月の朝日新聞の報道によると、文科省は小中高での生徒指導に関する教職員向けの手引き「生徒指導提要」の改訂案をまとめたと報じています。同記事では「近年、校則が理不尽だとする議論が各地で起きたことをふまえ、外部の目による評価が必要としてHPでの校則の公開を促す項目を追加」とし、「いじめや発達障害、性的少数者の子どもに対する対応策も盛り込んだ」とあります。この生徒提要には、「いじめ、不登校、中退、飲酒、喫煙などに対する指導方法が示されている」とし、「法的拘束力はないものの、生徒指導の参考にするための手引きとして活用」されているものです。
★校則について児童生徒、保護者からの意見を聞く機会を
またこの提要改訂では、校則の見直しに関して①子どもや保護者からも意見を聞き、議論の機会が必要」という文言が入ったことや、②校則を学校のHPなどで公開するよう促されたこと、③校則の意義を適切に説明できない校則の見直しを求めることが、現場の児童生徒に歓迎されているとしています。
近年では「ブラック校則」という呼び名もあるなど、子どもたちを委縮させるような校則も社会問題視されており、たびたび国会や地方議会でも取り上げる政党、議員もいただけに、今回の文科省による指導提要の改訂は、こうした世論も強く反映したものと思われます。今回の国民民主党の法案提出を契機に、ぜひ義務教育段階において、児童、生徒たちが主権者としての意識を持ち、考えて意見を述べることは大いに必要ではないでしょうか。ぜひ議会でも一度、取り上げたいと考えています。(府中市議 ゆうきりょう)
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