府中市 自衛隊(航空自衛隊府中基地) 退職自衛官の積極採用を・・弘前市が退職自衛官を地域公共交通の運転手として採用へ

府中市議会議員(ブロガー議員、無所属)の ゆうきりょう です。
★地域公共交通の運転手不足する事態に対応
昨年の4月のニュースですが、青森県の弘前市が、「バスやタクシーなどの運転手不足が課題となる中退職する自衛官に地域の公共交通の運転手として再就職する支援を行おうと、弘前市と自衛隊が協定を結んだ」とのニュースがありました(NHKネットニュースより)。
同ニュースによると弘前市では、バスやタクシーの運転手不足が深刻しているほか、「2024年問題」への対応などでバス会社は路線バスの減便などを余儀なくされているとして、「弘前市ではこうした状況の改善につなげようと退職する自衛官に再就職先として公共交通の運転手を選んでもらおうと自衛隊青森地方協力本部と今月連携協定を結ぶこととなった」とあります。
★自衛官は業務上、大型免許資格を持っていることを活かす
同ニュースでも報じていますが、自衛官の多くが業務で必要な大型免許を持っていて、「旅客用のバスなどを運転するための免許の取得に有利なことや定年の時期も多くの場合、50代と民間企業よりも早いことなどから公共交通を担う事業者の中には応募を期待する声がある」と報じています。弘前市では「今後、自衛隊とバスやタクシー会社などとの仲介役を担うということで、この連携を活用して、来月以降、再就職を希望する自衛官向けのインターンシップや職業説明会などが行う」としています。
★自衛隊も自治体もマッチングする課題
同ニュースでは、自衛隊青森地方協力本部弘前地区援護センターの石山貴宏センター長の話として「再就職の職業選択の幅が広がりありがたい。協定をきっかけに地域貢献できる隊員が増えればいいと思う」と話しています。また弘前市都市整備部の小山内孝紀部長は「自衛官には地域を支える使命感を持っている人がたくさんおり、重要な人材だと思っている。市民が安心して生活していけるためになんとしてでも公共交通の維持確保に挑んでいきたい」と話しています。
~自衛隊出身者を市の災害危機部門で採用を求めたい~
~私も以前、市議会一般質問で退職自衛官を府中市が採用する課題について提案しました。私の質疑では市の危機管理部門における採用の提案でしたが、弘前市のように地域公共交通の運転手としての採用は、マッチングするものと思います。また再度、市にも提案したいと思います。
●府中市の答弁⇒ 市では、専門的な資格や経験を有する人材の採用につきましては、特定任期付職員のほか、月額制会計年度任用職員を中心に実施しているところでございますが、職員の採用は公募が原則となります。危機管理対策の専門性に着目して採用を行う場合については、現状、自衛隊退職者に限定して募集することはできませんが、当該採用については、現状の危機管理体制を踏まえた上で、採用区分、実施方法などについて、適宜検討してまいりたいと考えております。
★ゆうきりょう主張要望⇒ 退職自衛官を危機管理対策の専門職として採用する提案についてですが、「現状の危機管理体制を踏まえて、適時検討」とのことですので、期待するものです。退職自衛官の防災部門での採用は自衛隊で培った知識や経験を社会に還元するだけでなく地域 の防災基盤の強化にもつながるものであり極めて重要であります。(府中市議 ゆうきりょう)
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