21 1月

府中市 ヤングケアラー調査 小5から高校生世代に市が初の実態調査・・ヤングケアラーは426人(朝日新聞)

府中市議会議員(ブロガー議員、無所属)の ゆうきりょう です。

先日の朝日新聞多摩版に府中市による初のヤングケアラー実態調査の結果に関する記事があります。記事では①府中市内にはヤングケアラーは426人いる、②勉強や自分の時間がないなど、生活への影響がある、③学校の教員らのヤングケアラーへの理解が十分ではない、④今後、市はヤングケアラーのサポートブックを作成するなどの対策を講じるとあります。

★1万7401人から調査、7854人から回答

記事によると今回の調査は23人に日本財団の助成をうけて実施、小5と小6,中学、高校世代の合計1万7401人からオンライン調査し、7854人から回答を得たそうで「世話をしている家族がいる」と答えたのは809人(10.3%)、「うち家族の世話を週3日以上、または週2日以下だが1日3時間以上している」のが426人(5.4%)とあります。また「支援が急がれる」とした子どもは131人(1.7%)だそうです。

記事では「世話をしている家族がいると回答した809人のうち、『平日の1日の7時間以上世話をしている』と答えた小学生7.8%、中学生7.6%、高校生世代は15%だった」。また「世話をしている対象は、『きょうだい』(小学生48.4%、中学生42.9%、高校生35%)、『母親』が(同34.8%、24.3%、25%)」。

世話の内容では「食事の準備や洗濯などの家事」(同43.9%、43.2%、60%)、「きょうだいの世話や保育所などの送迎」(同28.3%、26.2%、25%)だったとのことです。

自由記述の欄には「市として家事を代行する人を派遣してほしい」「金銭的な援助や市の職員による定期的な訪問をしてほしい」「家族を不安にさせてしまうと思うと窓口には行きたくない。学校でスクールカウンセラーのような機会を与えてほしい」などの声があったそうです。

★ヤングケアラーと思われる児童、生徒への影響は大きい

一方で「小中学校教員や行政、介護、福祉などの子ども支援団体などの職員ら2447人にもヤングケアラーについて聞いたところ、回答者の1割が『言葉やその概念が知らない』「言葉は聞いたことがあるが、具体的にしらない」と回答」「ヤングケアラーと思われる子どもと関わったことが、と答えた人のうち、「学校や行事、イベントを休みがち」「学力の低下」「精神的な不安定さ」などの影響を受けていると回答した人は8割以上になったとあります。(参考記事、朝日新聞1月17日付より)

~今回の結果をうけて、高野市長も支援体制について考えていくと記事にあります。生活環境によって健全に発育すべき小中高校の時代に、ヤングケアラーという状況がその後の人生に大きな影響と、発達の阻害、勉強ができなくなるなどの事態は、早急に改善しなければなりません。国や都の制度の拡充とあわせて自治体も支援制度の構築のために、施策の実施を求めていきます。(府中市議 ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

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