府中市 不登校、いじめ対策・・国が補正予算で「不登校・いじめ対策の効果的な活用の促進に向けた調査研究」費用として1億円を計上
府中市議会議員(ブロガー議員、無所属)の ゆうきりょう です。(検索⇒ゆうきりょう 検索⇒ ゆうきりょうTIKTOK)
政府、文科省は昨年末の臨時国会で成立させて補正予算のなかに、「不登校・いじめ対策の効果的な活用の促進に向けた調査研究」の予算、1億円を計上していますの以下、紹介します。
1,現状と課題・・・令和5年度の不登校児童生徒は小・中学校が約34.6万人、高等学校は約6.9万人。小中学校における不登校児童生徒のうち、学校内外で専門的な相談・指導等を受けていない児童生徒は約13万人。令和5年度のいじめの重大事態の件数は1,306件。
これらの実態を踏まえ、すべての子供たちが学びにつなががれるようにするためには、①誰もが安心して学べる魅力ある学校づくりを進めるとともに、②不登校児童生徒の学校内外の学びの場の確保・質の向上を進め、更に、③国際的な状況・対策等も踏まえた成果の普及によって、不登校・いじめ対策を推進する必要がある。
2,事業内容
①魅力ある学校づくりに向けた学校の風土の把握に関する調査研究
学校の風土の「見える化」を通して、学校を「みんなが安心して学べる場所」にし、学校における不登校・いじめ等を未然に防止するため、現在、児童生徒の授業への満足度や教職員への信頼感、学校生活への安心感などの「学校風土」の分析的把握を行っている学校等における取組実例やその効果を把握・分析する等の調査研究を実施。
②多様な学びの場における質の向上に向けた調査研究
「誰一人取り残されない不登校対策『COCOLOプラン』」を踏まえ、学校やその設置者等が実施する校内外の教育支援センターにおける効果的な取組実例、学校外における不登校児童生徒に対する成績評価の取組実例などを把握・分析する等の調査研究を実施することで、次の取組等を進めていく。
・学校風土の把握・改善等を通じた、誰もが安心して学べる学校づくりの推進
・学校外の学びの場の在り方に係る整理、質の向上
・不登校支援や魅力ある学校づくりに資する教師等が活用できる小冊子の作成など
③ 不登校国際フォーラム(仮称)の開催
国際フォーラムを開催し、不登校に関する各国の現状や対策、課題意識を共有の上、今後の方向性等について議論を行うとともに、成果を普及する。
3,実施主体(委託先)・・民間事業者等
4,対象経費・・・人件費、諸謝金、旅費、印刷製本費、借料及び損料、委託費 等(担当:初等中等教育局 児童生徒課)
~今回の政府、文科省の補正予算成立をうけて、ぜひ府中市の学校現場においてもこうした予算の活用について、その具体化を図るためにぜひ一般質問でも質疑、要望したいと考えています。(府中市議 ゆうきりょう)
★★文科省が200の自治体に不登校支援の相談窓口、保護者への情報提供、専門家の配置など支援
昨年末のネットニュースにおいて、「不登校児童生徒の保護者を支援 文科省、200自治体で体制強化へ」との記事がありましたので、紹介します。
~不登校児童生徒が過去最高を記録するなか、不登校に悩む保護者への相談支援体制を強化するために、「文部科学省は全国200自治体を対象に、相談窓口の強化や保護者への情報提供といった取り組みへのサポートに乗り出すことを決めた」とのことです。内容は①各自治体の事情に応じて相談窓口に専門家を配置したり、②保護者学習会を開いたりする取り組みを選択できる事業で、文科省は今臨時国会に提出される補正予算案に必要な予算を盛り込み、成立し次第、希望する自治体を募るとのことです。
また同記事によると、文科省が10月末に公表した2023年度の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果によると、全国の小中学校の不登校の児童生徒数は34万6482人に上り、11年連続で過去最多を更新した。「文科省の児童生徒課によると、不登校の児童生徒の約4割は学校内外の機関で専門的な相談や支援を受けていないなど、保護者に十分な情報が提供されていない状況も明らかになり、早急に支援体制を強化することが課題」とされていたとのことです。(府中市議 ゆうきりょう)
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