(東京)府中市 PFAS・・府中刑務所と航空自衛隊府中基地の専用水道で、暫定目標値を超えるPFASが検出される(東京新聞)
府中市議会議員(ブロガー議員、無所属)の ゆうきりょう です。
★11都府県の44ヶ所の専用水道で暫定目標値が検出
今朝の東京新聞朝刊で水道水に含まれるPFASについて全国調査をしている環境省と国交省は、商業施設や病院などの特定の人たちが使う専用水道の検出状況を公表したとしています。記事では「11都府県の44ヶ所の専用水道で暫定目標値を超えるPFASを検出」「そのうち半数以上が東京都内に集中している」と報じています。
記事では、2つの省が全国8177ヶ所の専用水道の設置者にPFASの水質検査結果の報告を求め、「検査実績がある」と回答した1931ヶ所の検出状況をまとめたそうです。記事によると「首都圏では都が23ヶ所」「両省は超過検出された専用水道のうち、国の施設名のみを公表」「自治体からは施設数のみ報告を受けているため、施設名を把握していない」としたそうです。
★暫定目標値を超えた国施設の専用水道の上6施設のなかに、府中市の2施設が入る事態
「都内で最も高い数値を検出したのは、陸上自衛隊立川駐屯地で343ナノグラム、航空自衛隊府中基地が245ナノグラム、府中刑務所が204ナノグラム、陸上自衛隊小平駐屯地が200ナノグラム(いずれも1リットル当たりの最大値)」とのことです。記事では「超過した施設の対応状況としては、26ヶ所が上水道への切り替えや除去設備設置など対策実施済みで、14ヶ所がボトルウォーターの配布などで緊急対応、4ヶ所が対策を検討している」とあります。
※ 1位・航空自衛隊芦屋基地(1500ナノグラム)、2位・陸上自衛隊東立川駐屯地(343ナノグラム)、3位・航空自衛隊府中基地(245ナノグラム)、4位・府中刑務所(204ナノグラム)、5位・陸上自衛隊小平駐屯地(200ナノグラム)、6位・航空自衛隊岐阜基地(86ナノグラム)
※「専用水道」とは(東京新聞12月25日付21面より)・・・水道法に規定されている自家用水道で、100人を超える居住者に給水もしくは、1日の最大給水量に給水もしくは、1日の最大給水量が20立方メートルを超えるものをいう。商業施設や学校、集合住宅などが使用し、多くが井戸を水源としている。給水人口は全国で約40万人、これに対して自治体が運営する大規模の上水道事業は約1億2千万人とされる。
~府中市内にある国の大規模施設である、航空自衛隊府中基地と府中刑務所から暫定目標値を超えるPFASが検出されたことは、府中市民としても極めて心配な事態とです。また暫定目標値を超えた施設で、自衛隊関係の施設が占めているのは、何か共通の原因があると思われます。
この問題について、府中市議会でも複数の議員さんが一般質問などで取り上げていますが、ぜひ議員個人、または会派としても市に対して何か対応策を検討するよう、要望するべき課題であると思います。(府中市議 ゆうきりょう)
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