府中市 フリースクール 東京都がフリースクール支援策を改善・・都庁内で子どもの学び、居場所を検討する横断組織チーム(小池都知事が表明)
府中市議会議員(改革中道・無所属、ブロガー議員)の ゆうきりょう です。
昨日の東京新聞多摩版に現在開会中の東京都議会で、「東京都が不登校の子どもたちが増えるなかで、多様な学びの選択肢を確保するためフリースクールへの支援制度を改善する」と報じています。
★都は学校内外の学びや居場所を検討する組織横断のチームをつくって取り組む
この記事にありますが、「文科省調査によると都内の小中学校の不登校児童生徒数は昨年度、国立、私立を含め計3万4199人で過去最高となった」そうです。そこで「都は学校内外の学びや居場所を検討する組織横断のチームをつくり、フリースクールなどに通う小中学生の保護者を対象に、月額最大2万円の助成金を今年から始めた」とし、「都によるとフリースクールの月額費用は平均4万3千円ほど、助成金には想定を上回る申請があり、11月末までに2100件の交付を決定」「保護者の悩みを聞く支援イベントや、フリースクール運営業者への人件費補助なども導入した」とのことです。
小池都知事は質疑のなかで「不登校が増加の一途をたどるなか、学校生活になじめず生きづらさをかかえる子どもが自分らしく成長できる環境を創出することは喫緊の課題」(駒崎美紀議員への答弁)答弁しています。
★東京都のフリースクールの補助金について・・使い勝手の悪い制度では負担は軽くならない(保護者の声から)
子どもの第三の居場所について、なかでも不登校児童生徒の居場所の確保と対策について、こども家庭庁も新たな方針を示しており、今後、自治体の施策の充実が問われてきます。そこで市民の方から、おもにフリースクールの課題についてお声をいただきましたので、以下紹介させていただきます。
~東京都のフリースクール研究費についてお話させていただきます。自治体によっては独自にフリースクールの補助金があるようです。東京都の事業は、期限や期間があるため、利用できない期間が発生します。家庭の負担が大きくなります。
鎌倉市の例を上げますと、利用した金額に応じて最大1万円のお支払いがあるようです。しかし、フリースクールで利用した金額だけを保証されても、帰りに申し送りを聞くこともあること、1人では通えないので、送迎を朝晩する必要があります。交通費として、電車、バス、ガソリン代、場合によっては駐車場代ががかかることもあると思います。
★学校給食無償化の次はフリースクールなど子どもの居場所確保策の充実
不登校では、外に出ることも抵抗がありますので、電車やバスは、その日の体調で利用できないお子さんもいると思います。目的地まで車なら通えるというお子さんもいます。特性のあるお子さんが定型発達のお子さんのように通えると思うのは違うと思います。フリースクールの利用料金だけを全てとして、鎌倉市のように補助を見てほしくないと思います。 また府中市においては、フリースクール自体が少ないですので、他市を選んでいる方が圧倒的に多い印象です。自治体でもそうですが、給食費の次は、こういったサポートにも期待したいです。
★フリースクールを市内の公有地に確保してほしい
奈良市では市の公認フリースクールがあり、空いた学校を活用しているそうで、人員が手厚ければ、こういったフリースクールに子どもを通わせたいと思います。府中市においても、今後移設する予定の教育センターの跡地、発達支援センターの空いたスペース、市立幼稚園や跡地に児童館や、市の公認フリースクールを開設してもいいのではないでしょうか。また小柳幼稚園跡地は、空地になっており、単なる居場所ではなく、そこで活動できることを毎日積極的に提供し、活動に参加するために社会的自立を促せる場所が理想的に思います。(以上、市民の方の声より)
~以前ブログでも掲載しましたが、国立市にある矢川プラスを見に行ってきましたが、あのような施設が府中市内にあれば、多くの保護者が自身の子どもを安心して遊ばせる、また日常から過ごすことができる施設として、大変うらやましく思いました。フリースクールを増やすこととあわせ、子どもの居場所確保策は今後の子育て政策の柱の1つになると、あらためて感じています。(府中市議 ゆうきりょう)
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