府中市 コミュニティバス「ちゅうバス」に、シルバーパスの適用を求めたい(府中市議会議員 ゆうきりょう 一般質問)
府中市議会議員(改革中道、無所属)の ゆうきりょう です。
昨日(12月2日)の府中市議会の一般質問で、府中市のコミュニティバスについて、運賃改定の見通しと、高齢者に対するシルバーパスの適用を求めて質疑をしました。
〇バス路線の再編に関するアンケートでは、約67%の方が「運賃の値上げはやむを得ない」と回答(市の答弁)
★ゆうきりょう質問⇒1回目の答弁を伺い、今日、ちゅうバスの運賃料金の改定が必要となってくる経済社会情勢だととらえたが、市は(または審議会では)今後、運賃料金の改定について、具体的に(または審議会での審議状況)は現状、どう考えているか。
★府中市の答弁⇒ 平成31年3月の府中市コミュニティバス検討会議報告書において、適正な受益者負担の観点から、一般運賃を150円に値上げすることが示されていたが、当時の社会情勢を考慮し、運賃改定を見送った経緯がある。その後、府中市地域公共交通協議会において、バス路線再編の検討にあわせて、運賃改定について、改めて検討を進めている。
また本年5月に実施したバス路線の再編に関するアンケートでは、約67%の方が「運賃の値上げはやむを得ない」と回答しており、運賃改定については、市民の一定の理解が得られているものと捉えている。また、運行事業者においては、バス運転手の人材確保のための待遇改善を行っており、来年度は、約10%の人件費の増加が見込まれている。
このことから、本市としては、バス路線維持のための運行経費の増加が避けられない中、運賃改定が利用者数に与える影響や路線バスとの運賃格差などを考慮しながら、運行事業者への補助金額の抑制とちゅうバスの運行維持の両立が可能な運賃設定について検討していきたい。
〇シルバーパスの適用については、70歳以上の方がバス利用者の約半分を占めるので、慎重に検討する必要がある(市の答弁)
★ゆうきりょう質問⇒ 隣の自治体である三鷹市のコミュニティバスは、運賃料金を大人が現金で230円、交通系ICで230円、小児が現金で120円、交通系ICで50円、未就学児は、小学生以上の同伴者1人につき2名まで無料で設定している。一方で東京都のシルバーパスの使用も認めている。これについて、高齢者の利用促進のためにも、シルバーパスの適用を提案したいが、市(審議会の審議状況踏まえ)の考えについて伺います。
★府中市の答弁⇒ ちゅうバスへの東京都シルバーパスの適用の考えについてですが、 東京バス協会に確認したところ、東京都シルバーパス条例施行規則の規定により、原則、地方公共団体の委託を受けて乗合旅客を運送する運行系統は、シルバーパスの適用が除外されており、例外的に、一般の路線バスと同等の運賃体系であって、地方公共団体とバス事業者の協議が整ったときは、コミュニティバスであっても適用対象となる場合があるとのこと。
しかしながら、シルバーパスが適用対象になった場合であっても、既に補助金等の公費負担がされている路線に関しては、東京バス協会からの運賃補償が受けられないと伺っている。ご指摘のとおり、三鷹市のコミュニティバスでは、シルバーパスが適用されておりますが、5ルートのうち3ルートで運賃補償が受けられず、当該シルバーパス利用者の運賃は全て三鷹市が負担しているとのことです。
本市といたしましても、高齢者の利用促進や路線バスとの運賃格差是正の観点から、ちゅうバスの運賃を路線バスと同等とし、シルバーパスを適用することも選択肢の一つではありますが、運賃補償が受けられない以上、利用者全体の約半数を占める70歳以上の利用者からの運賃収入が全く得られなくなることから、慎重に検討する必要があるものと考えている。
~府中市のコミュニティバス「ちゅうバス」については、令和4年12月議会の一般質問においても、シルバーパスの適用を求めて質疑をしましたが、今日、物価高騰という新たな情勢もうけて、再度質疑をしました。市の答弁も「利用者全体の約半数を占める70歳以上の利用者からの運賃収入が全く得られなくなることから、慎重に検討する必要があるものと考えている」との答弁があり、条件をクリアすればいけるのではないかと、感じています。(府中市議会議員、ゆうきりょう)
※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情また情報などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレス yuki4551@ozzio.jp