府中市 防災、災害避難所対策・・政府が防災備蓄品導入に補助、移動トイレ、キッチンカーなど
府中市議会議員(改革中道、無所属)の ゆうきりょう です。
今朝の東京新聞に政府が災害時に設置する避難所の環境改善にむけて、全国の自治体に、水洗式の便器を備えた移動式トイレやキッチンカーなどの防災備蓄品の導入費用を補助する方針との記事を掲載しています。
★能登半島地震での避難所生活の実態を教訓に、避難所での対策を強化
記事によると25年度当初予算で2000億円を超える地方創生交付金を計上しています。「民間が保有する資材のデータベース化や、自治体の備蓄品の調査と公表を行い、経済対策に盛り込む」とあり、「対象となるのはトイレカー、トレーラー、段ボールベッド、暖房器具、炊き出しセット、プライバシー確保の間仕切り、洗濯ができるランドリーカー、シャワーや手洗いなどの生活用水確保のできる給水設備」など。今回の政府方針の背景に、「能登半島地震では、断水で排泄物が流れず、不潔なトイレに行くのを我慢する例が多発し、冷えたコンビニ弁当やパンなどの食事提供や床での雑魚寝が続くことが被災者の体調悪化につながり、改善が求められていた」として、「被災者の生活を支えるための体制整備が喫緊の課題」となっていることから、方針化されたとしています。
★府中市では防災用モビリティトイレ車両を購入、今年度からは自動ラップ式トイレも文化センターに配置
府中市についてもすでに、「災害発生時のトイレ環境を整備するため、防災用モビリティトイレ車両を購入する」として、その車両購入事業費を、この9月議会の補正予算で計上しました。また今年度予算のなかでも、災害時の避難所において、安心してトイレを利用できる環境の整備のための、自動ラップ式トイレの購入費用、94台を導入小中学校、文化センターなど47ヶ所に導入もしています。自動ラップ式トイレは、洋式便座に設置された専用袋に用を足した後、薬剤で汚物を固め、自動的に密閉する仕組み。停電時でも使えるように、あわせて非常用発電機も購入しています。「市の防災危機管理課によると、『災害時の避難所では、汚れたトイレの利用を嫌がって我慢し、便秘やぼうこう炎などの健康被害を起こす人がいる』『トイレの利用は不可欠なため、衛生的な自動ラップ式トイレを導入することとした』」(読売記事より)。
今回の政府方針に基づく予算の活用を踏まえ、ぜひ今後も災害時の避難所生活における環境改善のための配備増設を求めていきたいとと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)
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