府中市 総選挙 東京30区 選挙区割り変更が与える影響とは・・長島候補(自民・前)と五十嵐候補(立憲・前)その戦いの舞台裏(毎日新聞報道)
府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。
今朝の毎日新聞東京版に、東京30区に関する記事が掲載されています。その内容は長島昭久候補(自民・前)と五十嵐えり候補(立憲・新)の各候補について、選挙区割りの変更にともない、行政区が変わったことで、両候補の戦いに大きな影響を与えていることを伝えています。
★長島候補・・多摩市、稲城市での知名度が足りない
長島陣営の様子について「長島氏は前回、府中市が含まれていた旧18区で立憲の菅直人元首相に敗れ、比例復活だった」「前回総選挙の府中、多摩、稲城3市での自民候補の合計票数は立憲を上回るが、陣営幹部は『新たに加わった多摩と稲城での知名度がまだまだ』と危機感を募らす」「区割り変更に戸惑いを感じる自民支持者もいる。稲城市の美容師は『選挙ポスターを見て、長年投票していた候補者がいなかった』と話、投票先を決めかねている」。
★五十嵐候補・・地元の立憲市議との間で調整が不調、その支援がない環境でのたたかい
五十嵐陣営の動きについては、「(五十嵐候補が)多摩市の聖蹟桜が丘駅前での演説で『一人で戦っている感じがしている』と語った」「隣には辻元清美代表代行が立ったが、約70人の聴衆のなかに選挙区内の立憲市議はいなかった」「五十嵐氏は武蔵野市選出の都議からの転出、候補者選定が遅れ、出馬が正式に決まったのは10月2日だった」「出馬の出遅れについて五十嵐氏は『いろいろありまして』と言葉を濁すが、区割り変更の影響が見え隠れする」。
「解散直後、第30区の立憲市議団は『地元の課題に精通している』として、多摩市議を推すことを決めた」「菅直人元首相の選挙区で票が見込める府中市以外に足場のある候補が良いとの思惑があった」「一方、立憲都連は五十嵐氏を推した。選挙区内の複数の立憲市議は『都連と地元との調整がうまくいかなかった』と話す。しこりが残ったのか、地元市議の動きは見えない」。
★「落下傘」候補である長島、五十嵐両候補、その勝敗を決するものは・・
マスコミの情勢調査によると、長島候補と五十嵐候補の激戦、デットヒートが伝えられていますが、双方、選挙区外からの、いわゆる「落下傘」候補者であるのが共通です。長島候補は民主党を経て希望の党に所属され、その後、小選挙区の地盤を変更、自民党公認候補として21年総選挙では東京18区で、そして今回の東京30区の候補として活動されています。
五十嵐候補についても、この毎日の記事にあるように、隣の武蔵野市からの「落下傘」候補でもあります。この記事から察すると、選挙区割りが与えた影響のもと、両候補ともにその地盤が脆弱な環境での選挙戦となっているようです。恐らく勝敗を決するのは、無党派層の動き、投票率の動向にあるのではないかと、私は感じています。(府中市議会議員 ゆうきりょう)
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