19 10月

府中市 東京30区 総選挙で問われる・・米軍横田基地からのPFAS流出問題・・周辺自治体が防衛省に流出調査を要請へ

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★横田基地から約4万7千リットルの汚染水が基地外へ漏出

先日の東京新聞に米軍横田基地でこの8月、基地の南西部、福生市にPFASが流出した問題で、「防衛省北関東防衛局が、16日、東京都と基地周辺6市町でつくる連絡協議会に、米側からの追加情報として伝えた」と報じ、「都と基地周辺6市町でつくる連絡協議会は、17日、防衛省に対して流出地域の地下水への影響を調べるよう要請した」と報じています。

記事では「都や福生市によると、基地内の消化訓練場の貯水池から漏れ出た汚染水が、雨水排水系統に流入、基地南西部の福生市につながる排水口から基地の外に流出したとみられる」「漏出事故は8月30日に発生、豪雨の影響で消化訓練場の貯水池からPFASを含んだ汚染水約4万7千リットルがあふれ出し、基地外に流出した可能性が高いことを初めて、米軍が認めた」と報じています。

★横田基地の周辺自治体は米軍からの情報提供に不満

また記事によると、米軍側から連絡協議会に流出が疑われる場所などを伝達、その後、連絡協議会は情報提供が不十分だとして、あらためて防衛省に対応を求めたとあります。記事では「要請では『貯水池の処分方法、長期的な対応策の具体的内容が示されていない。また、国の責任で周辺環境への影響や、米軍の取り組みの確認が行われていない』と指摘」、「米軍への立ち入り調査の申請について、都の基地対策担当者は『(今回の要請を受けた)国の対応状況を踏まえて必要な対応を検討していく』とした」とのことです。

~現在行われている総選挙において、党派を問わず多摩地域の自治体においては、この問題は重要な課題ではないでしょうか。与野党の候補者問わず、ぜひPFAS対策について、住民に対する責任ある施策の実行を望みたいものです。

また府中市議会においても、PFAS問題では国への意見書も、全会派一致で賛成、成立しており、30区の候補者についてもこの問題での対応を求めたいものです。

★府中市議会で可決された国へのPFASに関する意見書(全文)

2019年5月、国連の残留性有機汚染物資に関するストックホルム条約締約国会議は有機フッ素化合物PFOAの製造・使用禁止を決議した。同年6月、東京都水道局は、有機フッ素化合物濃度の高い府中市武蔵台浄水所等の水源井戸からの取水を止めた。その後の報道等から市民の間で不安が拾っている。有機フッ素化合物は、熱にも油にも水にも強く、泡消火剤やフライパンの表面加工、撥水剤などに幅広く使われているが、自然界で分解されにくく、体内に蓄積されたガンなどの発症リスクが指摘されている。

府中市において地下水は、貴重な資源であり住民の誇りでもある。長年、井戸水保全の活動に多くの住民が関わってきた。安全性が欠かせず、汚染除去方法の確立も重要である。また、汚染拡散防止のためにも揚水の継続が必要である。よって、府中市議会は、政府および東京都に対し、次の事項について要望する。

1、有機フッ素化合物の汚染原因を究明し、情報を開示して汚染原因を解消すること。

2,PFOA,PFOSの活性炭による除去などの方法を確立すること。

3,PFOA,PFOSの規制に伴い、代替の有機フッ素化合物が使われていることから、PFHxSなどについても検査すること。

以上地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

令和3年3月22日  あて先 内閣総理大臣、環境大臣、東京都知事

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