府中市 中学校制服リユース(再利用)・・都内の自治体で制服リユース広がる 環境配慮、家計負担軽減
府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。
★中学への入学の際、制服代など10万円かかる実態
先日、市内の方から、お子さんが中学校に入学する際の制服など指定品について、その経済的負担の軽減を求める声をいただいたので、紹介します。
~子どもが中学校に入学するにあたり、制服など指定品があるのは、十二分に承知しております。しかしながら、上履きなど小学校では、メーカー色問わず、町で売られている物を、使用出来ましたが、中学校ではやたらと高価な上履きの指定があり、とても家計の負担に堪えられません。また、落ちない汚れや擦れてボロボロになっても、気軽に替えることもできません。
息子が通う学校では、入学するにあたり10万円以上の指定品や、校則に依り新たに買い替えなくてはならない物にも、費用が掛かります。義務教育でこの負担はかなり大変です。憲法の義務教育期間は、基本無償であるはずですが、お店の指定など言語道断だと感じます。ある程度の負担は覚悟しておりますが、せめてお店の指定だけでも解除していただきたく思います。(以上、市民の方の声より)~
★都内で広がる制服リユースの動き(中央区の場合)
先日の読売新聞多摩版に、都内の自治体では学校の制服などのリユース(再利用)する動きが広がっていることを伝えています。
この記事では都内の中央区において、小中学校で着用されなくなった「標準服」を回収し、譲渡会で売る動きを伝えています。記事では「価格は小学校が2~6万円、中学校が4万円」「学校によっては小学校で男子が5万円以上、女子が56000円弱」「成長期のため買い替えが必要な場合もあり、家計の負担などが課題となっていた」とあります。記事によると、中央区によるリユース事業は、同区内の標準服を採用している17校、幼稚園が対象で、200点以上集まった」そうです。記事のなかで同区の担当課長は「ごみの削減にもつながり、環境に配慮する意識の啓発につながれば」としています。
★多摩地域では武蔵村山市で、制服バンク事業をスタート
また記事によると多摩地域では、武蔵村山市が今年から、使われなくなった制服を回収し、譲渡する「制服バンク」という取り組みを始めたとあります。「クリーニングや補修は、地元のロータリークラブの会員事業所などが協力している」「対象は市内全5つの中学校」「より多くの制服を集めようと、提供者には、市内店舗で利用できる500円相当のクーポン券を配布、これまでに約100着が集まった」とあります。ただし、制服を受け取ることができるのは、「サイズが合わなくなるなどした現在の制服が着られなくなった生徒、転校生で、新入生は対象外」「希望する生徒は、各校にそれぞれ申し込む」そうです。
★リユースされた制服には抵抗感が声も
一方でこの記事では、リユースに対する抵抗感もある保護者の声もあるとしており、複雑なものがあるようです。いずれにしても、経済的格差が鮮明になっている社会状況のなかで、さらに今日のインフレ状況のもと、お子さんが公立中学に入学する際の制服代などの「壁」は、各世帯には重いものがあります。この課題について、一度調査して、議会でも取り上げたいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)
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